図録|生誕135年 石井林響展ー千葉に出づる風雲児
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2018年11月23日[金・祝]- 2019年1月14日[月・祝]
「生誕135年 石井林響展 −千葉に出づる風雲児−」の公式展覧会図録。
サイズ:310 × 205 × 24 mm
ページ数:208p
発行:美術出版社
※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません
■展覧会概要
石井林響(本名 毅三郎1884-1930)という、明治大正の時代を駆け抜けた日本画家がいました。千葉県山辺郡土気本郷町(現千葉市)に生まれ、東京で橋本雅邦に入門、はじめは「天風」の名で若くして頭角をあらわし、歴史画から色鮮やかな風景画や田園風俗画へと画風を大きく展開させながら、画壇への刺激や示唆を与え続けた熱血漢でした。「どこの展覧会でも光っていた」と言われる活躍をし、帝展の委員となるなど地位も築きますが、「林響」と号を変えた大正の半ばからは次第に「野に帰る心地」となり、大正15年、郷里に近い千葉の大網宮谷に画房「白閑亭」を築いて移住。新たな画境へ進み始めたところでしたが忽然と、45歳の若さで急逝しました。しかしその才気と気概は、画人たちや房総の人々にも大きな存在感を遺しています。
本展では新たな資料と視点を交えて画業の全容を回顧、文人画への傾倒などを通じて「野人林響」が追い求めた理想の世界を探り、今の時代にこそ見直してみたい、その魅力をあらためて広く紹介します。
※本展は千葉市美術館単独開催となります。
■目次
諸言
石井林響 千葉に出づる風雲児 /松尾知子
第一章 「天風」あらわる─橋本雅邦門下の俊才、画壇への登場
コラム 修善寺の青春
第二章 画壇での活躍─南品川・「五松居」時代
コラム 支えた人々 画会について
第三章 「林響」誕生─新たなる画境へ
コラム 雅邦塔が建つ
コラム 天竜二俣へ
コラム 総南行
コラム 《林の中》 帝展推薦となる
コラム 林響の愛したものたち
コラム 石濤《黄山八勝画冊》を持つ(一)
コラム 石濤《黄山八勝画冊》を持つ(二)
第四章 「野に帰る心地」─大網宮谷「白閑亭」へ
コラム 画房・白閑亭
終章 林響逝く
資料 スケッチ帖・挿絵下絵類より
総南行 石井林響
石井君に就て 橋本関雪
関雪氏の『南画への道程』を読む 石井林響
林響書簡
落款・箱書
石井林響 自用印
参考文献
作品リスト
生誕135年 石井林響展 −千葉に出づる風雲児−
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/18-11-23-19-1-14-1/
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