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図録|ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード
¥2,200
開館30周年記念展 ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード 2025年3月22日[土] – 5月18日[日] 展覧会公式図録 本展に出品される絵本原画を中心とした、カラー図版のほか、資料や豊富なテキストを収録! 受賞作家や日本代表作家のインタビューも充実しており、作家や作品の魅力が詰まった大満足の一冊です。 BIBの絵本のイラストレーションの魅力を、ぜひ、お手に取ってご覧ください。 【収録作家】 パロマ・バルディビア/ルツィエ・ルチャンスカー/ヴェンディ・ヴェルニッチ/マエヴァ・ルブリ/チン・シンルー(陳巽如)/アナ・クーニャ/ヤーン・ロームス/ダニ・トゥレン/アネテ・バヤーレ=バブチュカ/マヤ・シュレイフェル/サンナ・ペッリチオーニ/あべ弘士/荒井良二/石川えりこ/きくちちき/齋藤槙/ザ・キャビンカンパニー/junaida/たじまゆきひこ/堀川理万子/桃山鈴子 【目次】 ごあいさつ 「第29回ブラチスラバ世界絵本原画展2023年10月3日—12月3日」ヴィエラ・アノシキノヴァー (BIB事務局長) 「国際審査員長より」マーガレット・アン・サッグス(イラストレーター/BIB 2023 国際審査員長) 「BIBを巡る旅:芸術術的対話と個人的・専門的文化交流を織りなすタペストリー」オルナ・グラノット(イスラエル博物館 青少年芸術教育部門キュレーター/BIB 2023 国際審査員) 第1部 BIB 2023 受賞作品 第2部 BIB 2023 日本代表作家の作品 「パレードがやってくる ——ブラチスラバから日本へ、 国内巡回展を開催するということ」庄子真汀(千葉市美術館 学芸員) 「BIBにおける絵本 受賞作家インタビューを通じて」前田伽南(うらわ美術館 学芸員) 「BIB 2023がつないだ 10組の日本人作家たち」山下彩華(千葉市美術館 学芸員) 受賞作家アンケート 出品リスト 【その他書誌情報】 編集:足利市立美術館、うらわ美術館、喜多方市美術館、千葉市美術館、砺波市美術館、横須賀美術館 デザイン:守屋史世(ea) 撮影:佐藤克秋 判型:B5変横/総頁:168頁 ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 BIBの通称で親しまれるブラチスラバ世界絵本原画展(Biennial of Illustrations Bratislava)は、スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される、世界最大規模の絵本原画コンクールです。 本展覧会は、2023年10月から12月にかけてブラチスラバで開催されたBIB 2023(第29回展)の出品作品を中心に構成されます。 参加した36か国、275名による355冊の絵本、総計2,072点の原画は、それぞれ異なる文化を持ちながら、共通して私たちの想像力をかき立てるパワーを秘めています。 そのなかから国際審査を経て選ばれた受賞作品、そして日本代表として選出された10組の作家の作品を展覧します。 また、作家へのインタビューなどを通して明らかとなった創作の背景を、関連作品および資料を交えてご紹介します。 さらに、千葉市美術館開館30周年を記念して、当館とBIBの20年のあゆみを振り返る特別展示も行います。 ブラチスラバ関連商品はこちら https://baticachiba.base.ec/categories/4825473 ブラチスラバからやってきた!世界の絵本パレード https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/25-3-22-5-18/
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【セット販売】『図録|水平線を捲る Nerhol』+『書籍|Nerhol作品集 2007‐2024』
¥7,260
アーティストデュオNerholが、 令和6年度(第75回)芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞されました 授賞対象「水平線を捲る」展ほかの成果 https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/94177001.html Nerhol 水平線を捲る 2024年9月6日[金] – 11月4日[月・祝] 展覧会公式図録 兼 書籍 図録と作品集のセット 単品はこちら 図録|水平線を捲る Nerhol https://baticachiba.base.ec/items/93879341 書籍|Nerhol作品集 2007‐2024 https://baticachiba.base.ec/items/91015576 作品集『Nerhol作品集 2007‐2024』 Nerholの軌跡をまとめた初の本格的作品集 本展開催を記念して刊行 豪華寄稿者によるエッセイを含む、充実の一書 積層した紙束を彫り刻む斬新な作品で、VOCA展2020グランプリ「VOCA賞」を受賞するなど国内外から注目を集めるアーティストデュオNerhol(田中義久×飯田竜太)。人物の連続写真を重ねて彫る初期のポートレートから、帰化植物や珪化木、和紙を素材とした近作まで、グラフィックデザイナーと彫刻家の日々の対話によって紡がれてきた表現の軌跡をたどる、初の本格的作品集。 エッセイ=伊藤俊治/光田ゆり/石津智大/星野 太 目次 [エッセイ] 溶ける写真彫刻 伊藤俊治 写真からモノへ Nerholの実験 光田ゆり [作品集] (解説:森 啓輔・庄子真汀・大浦 周) Portraits multiple – roadside tree Coexistence 珪化木 | Petrified Wood Affect Eadweard Muybridge circle Artist in Residence Interview 帰化植物 | Naturalized Plants 和紙 | Washi [エッセイ] ミラーニューロンが踊る時空の積層:Nerhol作品が誘うアートの純粋知覚 石津智大 被写体とカッティングーNerholの作品(2012-2024) 星野 太 作家略歴 参考文献 作品リスト ■図録『水平線を捲る Nerhol展』 千葉公園のオオガハスを含ませた和紙を敷き詰めた「さや堂ホール」、河口龍夫や李禹煥、ダン・グラハムらの千葉市美術館コレクションとのコラボレーション展示など、独創的な構成でも注目された初の大規模個展をインスタレーションビューで再現。境界線を往還しながら、可能性を探究し続けるアーティストデュオNerholの新境地。 目次 [エッセイ] 水平線を捲ることNerholが開き、覆う世界 森 啓輔 インスタレーションビュー [エッセイ] 共存する作品たち̶「Coexistence」展を通してNerholを知る 庄子真汀 作家略歴 作品リスト ■展覧会概要 Nerhol(ネルホル)は、田中義久(1980–)と飯田竜太(1981–)により2007年に結成されたアーティストデュオです。二人の対話を契機に、人や植物など「移動」にまつわる様々な事象のリサーチを通じ、他者に開かれてきた長年におよぶ表現活動の歩みを、美術館で初となる大規模な個展によって紹介します。 Nerholの活動は、グラフィックデザインを基軸とした田中と、彫刻家である飯田の協働性を特徴としています。人物の連続写真を重ねて彫る初期のポートレートから、今日では帰化植物*や珪化木*、アーカイブ映像まで対象を広げ、独自の世界観を深化し続けてきました。写真と彫刻、自然と人間社会、見えるものと見えないものといった複数の境界/間を、日々の会話のように行き来して紡がれてきた作品は、私たちを多様な解釈へと誘います。 「Nerhol 水平線を捲(めく)る」展では、これまでの活動における重要作や未発表作に加え、千葉市の歴史や土地と関わりの深い蓮をテーマとした最新作、さらには二人が選ぶ美術館のコレクションを展示し、この場所だけでしか体験できない空間を創出します。人間の知覚や現代社会における一義的な認識では捉えることができない、Nerholによる時間と空間の多層的な探究は、千葉の地で豊かな展開を見せることでしょう。 *帰化植物(きかしょくぶつ) 自生地から日本国内に持ち込まれ野生化した外来種の植物 *珪化木(けいかぼく) 地中で長い時間をかけてケイ酸が浸透し石化した植物 ■プロフィール Nerhol 田中義久と飯田竜太により2007年に結成されたアーティストデュオ。紙と平面的構成によるグラフィックデザインを行う田中と、紙や文字を素材とする彫刻家の飯田からなる。2012年に発表された人物を数分間撮影し、出力された200枚のカットを重ね、彫刻を施したポートレートシリーズで大きな注目を集める。写真と彫刻を往還する独自の表現を通じ、現代的な視点から人間社会と自然環境、時間と空間に深く関わる多層的な探究を続けている。近年の主な個展に、「Tenjin, Mume, Nusa」(太宰府天満宮宝物殿、福岡、2024年)、「Beyond the Way」(レオノーラ・キャリントン美術館、メキシコ、2024 年)、「Reverberation」(The Mass、東京、2023年)、「Affect」(第一生命ギャラリー/M5 GALLERY、東京、2023年)、「critical plane」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2021年)など。主なグループ展に「第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界」(資生堂ギャラリー、東京、2021–23年)、「New Photographic Objects 写真と映像の物質性」(埼玉県立近代美術館、2020年)、「VOCA展2020 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、2020年)など。主な受賞歴に、「VOCA賞」(2020年)。 ■関連企画展 Nerhol 水平線を捲る 2024年9月6日[金] – 11月4日[月・祝] https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/24-9-6-11-4/ ■Nerhol関連商品 https://baticachiba.base.ec/categories/6150225
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図録|水平線を捲る Nerhol
¥3,300
アーティストデュオNerholが、 令和6年度(第75回)芸術選奨 文部科学大臣新人賞を受賞されました 授賞対象「水平線を捲る」展ほかの成果 https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/94177001.html Nerhol 水平線を捲る 2024年9月6日[金] – 11月4日[月・祝] 展覧会公式図録 兼 書籍 作品集とのセット販売はこちら 『図録|水平線を捲る Nerhol』+『書籍|Nerhol作品集 2007‐2024』 https://baticachiba.base.ec/items/93879411 千葉公園のオオガハスを含ませた和紙を敷き詰めた「さや堂ホール」、河口龍夫や李禹煥、ダン・グラハムらの千葉市美術館コレクションとのコラボレーション展示など、独創的な構成でも注目された初の大規模個展をインスタレーションビューで再現。境界線を往還しながら、可能性を探究し続けるアーティストデュオNerholの新境地。 ■目次 [エッセイ] 水平線を捲ることNerholが開き、覆う世界 森 啓輔 インスタレーションビュー [エッセイ] 共存する作品たち「Coexistence」展を通してNerholを知る 庄子真汀 作家略歴 作品リスト ■展覧会概要 Nerhol(ネルホル)は、田中義久(1980–)と飯田竜太(1981–)により2007年に結成されたアーティストデュオです。二人の対話を契機に、人や植物など「移動」にまつわる様々な事象のリサーチを通じ、他者に開かれてきた長年におよぶ表現活動の歩みを、美術館で初となる大規模な個展によって紹介します。 Nerholの活動は、グラフィックデザインを基軸とした田中と、彫刻家である飯田の協働性を特徴としています。人物の連続写真を重ねて彫る初期のポートレートから、今日では帰化植物*や珪化木*、アーカイブ映像まで対象を広げ、独自の世界観を深化し続けてきました。写真と彫刻、自然と人間社会、見えるものと見えないものといった複数の境界/間を、日々の会話のように行き来して紡がれてきた作品は、私たちを多様な解釈へと誘います。 「Nerhol 水平線を捲(めく)る」展では、これまでの活動における重要作や未発表作に加え、千葉市の歴史や土地と関わりの深い蓮をテーマとした最新作、さらには二人が選ぶ美術館のコレクションを展示し、この場所だけでしか体験できない空間を創出します。人間の知覚や現代社会における一義的な認識では捉えることができない、Nerholによる時間と空間の多層的な探究は、千葉の地で豊かな展開を見せることでしょう。 *帰化植物(きかしょくぶつ) 自生地から日本国内に持ち込まれ野生化した外来種の植物 *珪化木(けいかぼく) 地中で長い時間をかけてケイ酸が浸透し石化した植物 ■プロフィール Nerhol 田中義久と飯田竜太により2007年に結成されたアーティストデュオ。紙と平面的構成によるグラフィックデザインを行う田中と、紙や文字を素材とする彫刻家の飯田からなる。2012年に発表された人物を数分間撮影し、出力された200枚のカットを重ね、彫刻を施したポートレートシリーズで大きな注目を集める。写真と彫刻を往還する独自の表現を通じ、現代的な視点から人間社会と自然環境、時間と空間に深く関わる多層的な探究を続けている。近年の主な個展に、「Tenjin, Mume, Nusa」(太宰府天満宮宝物殿、福岡、2024年)、「Beyond the Way」(レオノーラ・キャリントン美術館、メキシコ、2024 年)、「Reverberation」(The Mass、東京、2023年)、「Affect」(第一生命ギャラリー/M5 GALLERY、東京、2023年)、「critical plane」(Yutaka Kikutake Gallery、東京、2021年)など。主なグループ展に「第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界」(資生堂ギャラリー、東京、2021–23年)、「New Photographic Objects 写真と映像の物質性」(埼玉県立近代美術館、2020年)、「VOCA展2020 現代美術の展望―新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、2020年)など。主な受賞歴に、「VOCA賞」(2020年)。 ■関連企画展 Nerhol 水平線を捲る 2024年9月6日[金] – 11月4日[月・祝] https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/24-9-6-11-4/ ■Nerhol関連商品 https://baticachiba.base.ec/categories/6150225
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図録|【2冊セット】岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師+江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展
¥4,620
千葉市美術館 岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師―摘水軒コレクションを中心に 江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展 2024年6月28日[金] – 8月25日[日] 展覧会公式図録 【セット】岡本秋暉展+摘水軒コレクション名品展(割引あり) ■□ご注意ください□■ 同会期の岡本秋暉展・摘水軒コレクション名品展は同時開催となり、それぞれに図録のご用意がございます。 2冊いずれもお求めの場合は、セット販売をご利用ください。 通常5,500円のところ、4,620円の割引価格となります。 ・【単品】岡本秋暉展 2,750円 https://baticachiba.base.ec/items/88016307 ・【単品】摘水軒コレクション名品展 2,750円 https://baticachiba.base.ec/items/88016382 ・【セット】岡本秋暉展+摘水軒コレクション名品展 4,620円(割引あり) https://baticachiba.base.ec/items/88016392 ■展覧会概要 岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師―摘水軒コレクションを中心に https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/24-6-28-8-25/ 岡本秋暉(おかもとしゅうき・1807-62)は濃厚華麗な花鳥画、とりわけ孔雀の名手として名を馳せた江戸後期の画人です。彫金家・石黒家の次男として生まれた秋暉は、南蘋派の大西圭斎に画を学び、20代から絵師として活躍していました。一方で小田原藩・大久保家に仕える藩士としての顔も持ち、江戸中屋敷での見回り役を務めながら精力的に制作を続け、同時期に活躍した渡辺崋山や椿椿山らと親交を結びました。 彼が最も得意としたのは鳥の図です。懇意の小鳥店に通い写生に励んだという逸話もあるほど、鳥の描写をひたすらに研ぎ澄まし、透明感溢れる華やかな色彩と、羽の美しさを描き尽くす驚異的な技巧で江戸の人々を魅了しました。 実に18年ぶりの回顧展となる本展では、世界一の秋暉コレクションを擁する摘水軒記念文化振興財団の所蔵品を中心に、約100件の作品で、生い立ちから画業を通覧します。細緻を尽くす花鳥画から、藩主の御殿を飾った杉戸絵、小田原が誇る偉人の肖像画《二宮尊徳座像》(報徳博物館蔵)まで。その作品群からは、自らを花鳥の画家として認識して技量を磨きながら藩士としての任も果たし、さらに同時代の画家達の活動に目配りしながら中国画の摂取に努める、堅実な画人の姿が浮かび上がります。彼が生涯をかけて紡ぎ出した鮮やかな花鳥の楽園を、どうぞご堪能ください。 江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/24-6-28-8-25-2/ 摘水軒記念文化振興財団は、岩佐又兵衛《弄玉仙図》(重要文化財)をはじめとする肉筆浮世絵や、伊藤若冲《旭日松鶴図》等の花鳥・動物画を核とする国内有数の江戸絵画コレクションを所蔵しています。同財団のルーツである寺嶋家は江戸時代、柏村の名主を務め、水戸街道沿いの居宅「摘翠軒」は文人墨客が集う文化サロン的な役割を果たしていました。 現在の同財団所蔵品は、寺嶋家に逗留したという幕末の絵師・岡本秋暉の作品をはじめとする伝来品を母体とし、発展させたものです。肉筆浮世絵では菱川師宣、勝川春章、鳥居清長、東洲斎写楽といった代表的な絵師の優品が揃う一方、花鳥画・動物画では若冲や、円山応挙のような有名な絵師のみならず、江戸中後期を彩った南蘋派や洋風画、逸伝の絵師によるユーモラスな作品まで多岐にわたります。その収集はまさに縦横無尽。個人コレクションならではの自由で直感的な審美眼で選び抜かれた作品群は、見る者に江戸絵画の豊饒さ、純粋に絵と向き合うことの喜びと楽しさを語り掛けてくれることでしょう。本展は選りすぐりの約100件によって摘水軒コレクションの全容を紹介する、過去最大規模の機会となります。
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図録|【単品】岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師
¥2,750
千葉市美術館 岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師―摘水軒コレクションを中心に 2024年6月28日[金] – 8月25日[日] 展覧会公式図録 【単品】岡本秋暉展 ■□ご注意ください□■ 同会期の岡本秋暉展・摘水軒コレクション名品展は同時開催となり、それぞれに図録のご用意がございます。 2冊いずれもお求めの場合は、セット販売をご利用ください。 通常5,500円のところ、4,620円の割引価格となります。 ・【単品】岡本秋暉展 2,750円 https://baticachiba.base.ec/items/88016307 ・【単品】摘水軒コレクション名品展 2,750円 https://baticachiba.base.ec/items/88016382 ・【セット】岡本秋暉展+摘水軒コレクション名品展 4,620円(割引あり) https://baticachiba.base.ec/items/88016392 サイズ 縦30.0×横19.2×厚1.9cm 重さ 735g 発行日 2024年6月28日 発行 千葉市美術館 頁数 208p 図版 91点 ■展覧会概要 岡本秋暉(おかもとしゅうき・1807-62)は濃厚華麗な花鳥画、とりわけ孔雀の名手として名を馳せた江戸後期の画人です。彫金家・石黒家の次男として生まれた秋暉は、南蘋派の大西圭斎に画を学び、20代から絵師として活躍していました。一方で小田原藩・大久保家に仕える藩士としての顔も持ち、江戸中屋敷での見回り役を務めながら精力的に制作を続け、同時期に活躍した渡辺崋山や椿椿山らと親交を結びました。 彼が最も得意としたのは鳥の図です。懇意の小鳥店に通い写生に励んだという逸話もあるほど、鳥の描写をひたすらに研ぎ澄まし、透明感溢れる華やかな色彩と、羽の美しさを描き尽くす驚異的な技巧で江戸の人々を魅了しました。 実に18年ぶりの回顧展となる本展では、世界一の秋暉コレクションを擁する摘水軒記念文化振興財団の所蔵品を中心に、約100件の作品で、生い立ちから画業を通覧します。細緻を尽くす花鳥画から、藩主の御殿を飾った杉戸絵、小田原が誇る偉人の肖像画《二宮尊徳座像》(報徳博物館蔵)まで。その作品群からは、自らを花鳥の画家として認識して技量を磨きながら藩士としての任も果たし、さらに同時代の画家達の活動に目配りしながら中国画の摂取に努める、堅実な画人の姿が浮かび上がります。彼が生涯をかけて紡ぎ出した鮮やかな花鳥の楽園を、どうぞご堪能ください。 ■ ごあいさつ … 2 岡本秋暉と花鳥画/伊藤紫織 … 6 第1章 若き日の秋暉ー画業の始まり … 17 コラム 縁の架け橋/久保恭子 … 20 コラム 岡本秋暉と摘翠軒・寺嶋家/松岡まり江 … 28 第2章 小田原藩氏として―二宮尊徳像と藩主御殿杉戸絵 … 41 第3章 花鳥画家 秋暉―技巧の洗練と交友 … 59 3-1 花鳥の粋をもとめてー干支印の作品群とその周辺 … 60 3-2 孔雀画の名手 … 89 3-3 秋暉の周辺 … 99 3-4 四季に遊ぶ鳥たちー十二ヶ月連作 … 112 第4章 「秋暉老人」愉しむー円熟期・画作の広がり … 125 岡本秋暉ー画業と画風変遷、絵画学習の再検討/松岡まり江 … 146 作品解説 … 156 岡本秋暉略年譜… 156 落款・印章 … 177 『林鶴梁日記』岡本秋暉関係事項抜書/伊藤紫織編 … 186 岡本秋暉関連資料(抜粋) … 192 主要参考文献一覧 … 194 《鳥絵手本》(No.49)に描かれた鳥たち … 196 作品リスト … 198 岡本秋暉 百花百鳥に挑んだ江戸の絵師―摘水軒コレクションを中心に https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/24-6-28-8-25/
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図録|【単品】江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展
¥2,750
千葉市美術館 江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展 2024年6月28日[金] – 8月25日[日] 展覧会公式図録 【単品】摘水軒コレクション名品展 ■□ご注意ください□■ 同会期の岡本秋暉展・摘水軒コレクション名品展は同時開催となり、それぞれに図録のご用意がございます。 2冊いずれもお求めの場合は、セット販売をご利用ください。 通常5,500円のところ、4,620円の割引価格となります。 ・【単品】岡本秋暉展 2,750円 https://baticachiba.base.ec/items/88016307 ・【単品】摘水軒コレクション名品展 2,750円 https://baticachiba.base.ec/items/88016382 ・【セット】岡本秋暉展+摘水軒コレクション名品展 4,620円(割引あり) https://baticachiba.base.ec/items/88016392 サイズ 縦30.0×横19.2×厚1.6cm 重さ 650g 発行日 2024年6月28日 発行 千葉市美術館 頁数 180p 図版 103点 ■展覧会概要 摘水軒記念文化振興財団は、岩佐又兵衛《弄玉仙図》(重要文化財)をはじめとする肉筆浮世絵や、伊藤若冲《旭日松鶴図》等の花鳥・動物画を核とする国内有数の江戸絵画コレクションを所蔵しています。同財団のルーツである寺嶋家は江戸時代、柏村の名主を務め、水戸街道沿いの居宅「摘翠軒」は文人墨客が集う文化サロン的な役割を果たしていました。 現在の同財団所蔵品は、寺嶋家に逗留したという幕末の絵師・岡本秋暉の作品をはじめとする伝来品を母体とし、発展させたものです。肉筆浮世絵では菱川師宣、勝川春章、鳥居清長、東洲斎写楽といった代表的な絵師の優品が揃う一方、花鳥画・動物画では若冲や、円山応挙のような有名な絵師のみならず、江戸中後期を彩った南蘋派や洋風画、逸伝の絵師によるユーモラスな作品まで多岐にわたります。その収集はまさに縦横無尽。個人コレクションならではの自由で直感的な審美眼で選び抜かれた作品群は、見る者に江戸絵画の豊饒さ、純粋に絵と向き合うことの喜びと楽しさを語り掛けてくれることでしょう。本展は選りすぐりの約100件によって摘水軒コレクションの全容を紹介する、過去最大規模の機会となります。 ■目次 ごあいさつ … 2 展覧会に寄せて/寺嶋哲生 … 6 摘水軒江戸時代絵画コレクションの魅力/小林忠 … 10 第1章 肉筆浮世絵の美 … 13 第2章 江戸に吹いた新風―異国へのまなざしと博物学 … 59 異国へのまなざしと博物学 … 60 洋風画 … 78 南蘋派 … 85 第3章 愉快で愛しき動物たち―いきもの、縦横無尽! … 89 コラム 摘水軒コレクションの動物絵画/金子信久 … 90 第4章 物語る動物ー瑞獣、霊獣たち … 113 作品解説 … 134 主要参考文献一覧 … 158 落款・印章 … 160 作品リスト … 17 江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/24-6-28-8-25-2/
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【購入特典・非売品ポストカード付き】板倉鼎・須美子展 図録
¥3,630
当店ウェブショップ購入特典として、 図録表紙の作品、板倉鼎「白椅子による女」 非売品ポストカード1点をプレゼント! 数量に達し次第、頒布終了いたします。 ※店頭販売分には付帯いたしませんご了承ください 千葉市美術館 板倉鼎・須美子展 パリに生きたふたりの画家 2024年4月6日[土] – 6月16日[日] 展覧会公式図録 田中典子 監修/千葉市美術館 編集 刊行 2024年04月 判型 B5 ページ数 256 目次 [内容] 板倉鼎・須美子評伝.....田中典子 はじめに Ⅰ 生い立ちから出会いまで Ⅱ 出会い、結婚 Ⅲ 出発─ハワイへ、そしてパリへ Ⅳ パリ留学 Ⅴ 夭折 Ⅵ 後日譚 おわりに 一九二〇年代のパリ─「狂乱の時代(レ・ザネ・フォル)」と板倉鼎・須美子夫妻.....高橋明也 板倉鼎の銅版画.....西山純子 板倉鼎・須美子夫妻をめぐるパリのふたりの女性.....ヘレン・ザーデ 板倉鼎のイタリア旅行.....京谷啓徳 パリの、海と金魚鉢─ 板倉鼎・須美子と岡鹿之助.....貝塚 健 関連資料/年譜/作品リスト 板倉鼎・須美子展の関連書籍・グッズはこちらからどうぞ https://baticachiba.base.ec/categories/5826605 ■展覧会概要 板倉鼎(いたくらかなえ・1901-29)は埼玉県北葛飾郡旭村(現在の吉川市)の生まれ。幼い頃より松戸市に過ごし、県立千葉中学校で堀江正章に学びました。1919年(大正8)東京美術学校西洋画科に進み、在学中に早くも帝展への入選を果たします。1925年(大正14)、ロシア文学者昇曙夢の長女須美子(すみこ・1908-34)と与謝野鉄幹・晶子夫妻の媒酌により結婚。翌年須美子とともにハワイ経由でパリに留学しました。須美子は鼎の影響により、1927年(昭和2)頃より油彩画を手がけています。 パリでは斎藤豊作や岡鹿之助と親しみ、アカデミー・ランソンでロジェ・ビシエールに学びました。そして次第に穏やかな写実的スタイルを脱し、簡潔な形と鮮烈な色彩による詩的な構成に新境地を拓き、1927年にはサロン・ドートンヌに初入選しました。一方須美子は、ホノルルの風物を純心な筆致で描き、やはり同展で初入選。当時の評価は、鼎よりもむしろ高かったといいます。鼎は以後も精力的に制作を続け、須美子をモデルに、あるいは窓辺の静物に取材して多くの佳作を残しますが、1929年(昭和4)に惜しくも28歳で客死しました。ふたりの娘たちも、須美子も相次いで亡くなっています。早世したため評価の機会を逸しましたが、パリで確立した斬新・華麗な作風により、近年評価が高まっています。須美子の油彩画もまた、そのまっすぐで明朗な造形に注目が集まっています。 千葉市美術館では、2021年(令和3)に、板倉鼎のご遺族より鼎の作品33点をご寄贈いただく機会に恵まれました。本展はこれを記念して、鼎と須美子を長く顕彰してきた松戸市教育委員会の全面的なご協力のもと、ふたりの画業を総覧します。代表作を網羅するとともに書簡などの資料を展観し、夫妻の軌跡と作品世界の全貌を浮き彫りにします。 板倉鼎・須美子展 2024年4月6日[土] – 6月16日[日] https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/24-4-6-6-16/
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図録|【3刷入荷・國華賞受賞】サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展
¥2,860
◆好評につき増刷、3刷入荷しました ◆第36回國華展覧会図録賞を受賞 日本・東洋の美術に関する優れた研究に対して贈られます https://note.com/kokkasha/n/n441d1a200262 千葉市美術館 サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展 2024年1月6日[土] – 3月3日[日] 展覧会公式図録 制作・発行・編集:千葉市美術館 執筆:染谷美穂(千葉市美術館)田辺昌子(千葉市美術館) 翻訳:バーバラ・クロス(和文英訳) ブックデザイン:川添英昭 印刷:株式会社サンエムカラー サイズ:縦29.0×横22.5×厚1.7cm 頁数:219p 図版:160点 発行日:2024年1月4日 ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■目次 ご挨拶 … 3 知られざる絵師、鳥文斎栄之の生涯と功績/染谷美穂 … 6 鳥文斎栄之と寛政期錦絵出版界/田辺昌子 … 12 プロローグ 将軍の絵具方から浮世絵師へ … 17 第1章 華々しいデビュー 隅田川の絵師誕生 … 37 第2章 歌麿に拮抗―もう一人の青楼画家 … 55 第3章 色彩の雅―紅嫌い … 89 第4章 栄之ならではの世界 … 103 第5章 門人たちの活躍 … 119 第6章 栄之をめぐる文化人 … 151 第7章 美の極み―肉筆浮世絵 … 165 エピローグ 外国人から愛された栄之 … 193 鳥文斎栄之の肉筆画に用いられた白色顔料について/大和あすか … 196 主要参考文献 … 198 The Artist to be Revealed to the World, Chōbunsai Eishi’s Life and Achievements / Someya Miho … 200 Chōbunsai Eishi and the Kansei-era World of Nihisiki-e Publishing / Tanabe Masako … 204 鳥文斎栄之関連年表 … 208 出品目録|List of exhibits … 210 ■展覧会概要 鳥文斎栄之(ちょうぶんさい・えいし1756−1829)は、旗本出身という異色の出自をもち、美人画のみならず幅広い画題で人気を得た浮世絵師です。浮世絵の黄金期とも称される天明〜寛政期(1781-1801)に、同時代の喜多川歌麿(?−1806)と拮抗して活躍しました。 当初栄之は、将軍徳川家治(1737-86)の御小納戸役として「絵具方」という役目を務め、御用絵師狩野栄川院典信(1730-90)に絵を学びましたが、天明6年(1786)に家治が逝去、田沼意次(1719-88)が老中を辞した時代の変わり目の頃、本格的に浮世絵師として活躍するようになり、やがて武士の身分を離れます。 当時錦絵(浮世絵版画)は、一層華やかな展開期にありましたが、栄之もまた浮世絵師として数多くの錦絵を制作、長身で楚々とした独自の美人画様式を確立、豪華な続絵を多く手がけたことは注目されます。さらに寛政10年(1798)頃からは、肉筆画を専らとし、その確かな画技により精力的に活躍しました。寛政12年(1800)頃には、後桜町上皇の御文庫に隅田川の図を描いた作品が納められたというエピソードも伝わっており、栄之自身の家柄ゆえか、特に上流階級や知識人などから愛され、名声を得ていたことが知られています。 重要な浮世絵師の一人でありながら、明治時代には多くの作品が海外に流出したため、今日国内で栄之の全貌を知ることは難しくなっています。世界初の栄之展となる本展では、ボストン美術館、大英博物館からの里帰り品を含め、錦絵および肉筆画の名品を国内外から集め、初期の様相から晩年に至るまで、栄之の画業を総覧しその魅力をご紹介します。 鳥文斎栄之展 展覧会オリジナルグッズ https://baticachiba.base.ec/categories/5639998 サムライ、浮世絵師になる!鳥文斎栄之展 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/24-1-6-3-3/
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【再入荷】図録|new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった〈表紙2種〉
¥4,200
「new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった」 千葉市美術館 2023年10月4日[水] – 12月17日[日] 展覧会公式図録 仕様:B5、上製、392ページ、オールカラー 表紙:2種類(内容は2種類とも同じです) ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません 内容は同じですが、表紙および裏表紙が2種類あります。 A、B、いずれかをお選びください。 【 A 】写真1枚目左、2〜4枚目 表紙《いつも 知らないところへ 旅する気分だった》 裏表紙《さよならペンギン》 タイトル:金箔押し 【 B 】写真1枚目右、5〜7枚目 表紙《流れ星スパーク奏でよギター》 裏表紙《誰も知らない山の神さまちゃん》 タイトル:銀箔押し 展覧会公式図録では、本展覧会に出品される絵本原画や絵画、立体作品などに加え、荒井が芸術監督を努めた「荒井良二の山形じゃあにぃ」、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」の様子などをおりまぜながら、最初期から現在にかけての荒井の活動を約400ページにわたり紹介します。本展覧会にあわせ制作された新作の立体インスタレーション《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》の横須賀会場での展示風景も掲載。会場にお越しいただけない方も、展覧会の様子を感じることができます。また、2010年以降荒井と様々な活動をともにしてきた東京藝術大学准教授・宮本武典による寄稿や、16名の著名人による荒井にむけたコメント、本図録のために行った荒井良二のインタビューなど、さまざまな切り口から「荒井良二」とその創作活動をひもといていきます。 ■展覧会概要 2005年に日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、世界的な評価を受けるアーティスト、荒井良二(1956-)。彼の幅広い活動は、絵本だけでなく、絵画、音楽、舞台美術にまでおよびます。 自らを「絵本もつくる人」と称する荒井にとって、絵と言葉で物語をつづる方法は、つねにその創作の出発点になるものです。一方で、2010年の初作品集『metaめた』の刊行や、郷里・山形を舞台とした「荒井良二の山形じゃあにぃ」、「みちのおくの芸術祭山形ビエンナーレ」の芸術監督など、近年は場所やジャンルを超えた創作を展開してきました。 本展では、そんな荒井良二の「いままで」と「これから」を語る作品たちを、荒井自身が再構成して紹介します。また、新作の立体インスタレーション《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》を発表。こども一人一人がひとつの家となり、展示室に点在する小さな家々は、それぞれに物語を内包しながら、この展覧会とともに旅をしていきます。 いつも、まさに旅をする時のように、先が見えない不安や恐れをも楽しみに変えてしまうような気持ちで活動の幅を広げてきた荒井良二。彼はこれまでどんなところを旅して、次はどこへ出かけていくのでしょうか。ここからまた新しい荒井良二が誕生=new bornする展覧会を、ぜひ体感してください。 ■プロフィール 荒井良二 ARAI RYOJI 1956 年山形県生まれ。日本大学藝術学部美術学科を卒業後、絵本を作り始める。1999 年に『なぞなぞのたび』でボローニャ国際児童文学図書展特別賞を、2005 年には日本人として初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞するなど、国内外で数々の絵本賞を受賞。日本を代表する絵本作家として知られ、海外でもその活動が注目されている。美術館での展覧会、NHK 連続テレビ小説「純と愛」のオープニングイラスト、「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」の芸術監督など多方面で活動。主な絵本に『はっぴぃさん』、『ねむりひめ』、『きょうはそらにまるいつき』、『きょうのぼくはどこまでだってはしれるよ』、『こどもたちはまっている』などがある。 展覧会公式サイト(画像引用元) https://arairyoji-nb.exhibit.jp/ 千葉市美術館「new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった」 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/23-10-4-12-17/ ©2023 The Asahi Shimbun Company ©Arai Ryoji
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【再入荷】三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions 図録
¥3,850
千葉市美術館「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」 2023年6月10日[土] – 9月10日[日] 展覧会公式カタログ 彫刻家三沢厚彦、10年ぶりとなる作品集第4弾! 2013年刊行の作品集『三沢厚彦 ANIMALS NO.3』から10年ぶりの作品集兼図録。 本展覧会を記録した展示風景で構成する図録編、2013年以降の作品を1点1点じっくり鑑賞していただく作品集編、2部構成となる図録兼書籍です。 前半では、2023年6月から9月にかけて開催された千葉市美術館での個展、その展示風景を収録。美術館ごとで展示に工夫を施す三沢厚彦が、千葉市美術館ではどんな見せ方をしているのか注目。 後半は、前作品集『ANIMALS NO.3』を刊行した2013年以降のアニマルズ、コロナ禍に色がほしくて誕生したStrutシリーズ、そして時空を軽やかに飛び越えてきたキメラ……10年分の作品約140点を紹介。 【寄稿】 ・中沢新一(宗教史学者・文化人類学者) 三沢厚彦が近年取り組んでいるモチーフ「キメラ」という存在について、中沢新一氏が語ります。 ・森啓輔(千葉市美術館学芸員) 【対談】 ・舟越桂(彫刻家)× 三沢厚彦 初作品集『三沢厚彦 ANIMALS』での対談から20年の時を経て、二人の彫刻家が「今」を語り合います。 B5判変型/並製本/224頁 日英併記 デザイン・アートディレクション:加藤賢策(LABORATORIES) 発行:求龍堂 刊行 : 2023年8月 ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 三沢厚彦が誘う彫刻の「多次元」世界 三沢厚彦(みさわあつひこ/1961–)は動物を樟で彫り、油絵具で彩色する「ANIMALS(アニマルズ)」シリーズで知られる日本を代表する彫刻家です。京都で生まれ育ち、幼い頃から仏像や寺社に親しんだ三沢は、東京藝術大学および同大学院で彫刻を学び、1990年代に流木などを寄せ集めて制作された「コロイドトンプ」シリーズで注目を浴びます。人間の想像力への関心から、2000年より始められた「ANIMALS」では、動物のリアリティを追求していく革新的な造形が高く評価され、全国各地で多くの人々を虜にしてきました。 「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions(アニマルズ/マルチ・ディメンションズ)」は、三沢による千葉県初となる個展です。本展では「多次元」をテーマに、大谷幸夫の設計による千葉市美術館すべてが展示会場となります。そこに棲んでいたかのように親しみやすく、時にどう猛な動物たちに、来場者はさまざまな場所で遭遇することでしょう。この場所だけでしか体験できないサイト・スペシフィックな展示方法もまた、作品と空間の関係への作家独自の思考を示しています。1990年代の初期未発表作から最新作まで、200点を超える彫刻と絵画により、当館の建築物にアプローチしていきます。 21世紀に入り、木彫による具象彫刻、さらには現代アートの分野を牽引してきた三沢は、近年では空想上の生き物である麒麟やキメラといった複数の動物のイメージを組み合わせる表現に発展し、大型の木彫を精力的に制作しています。時空を軽やかに飛び越え、現代の私たちの前にあらわれるキメラたちは、その眼差しでいまの世界を見つめ、何を語るのでしょうか。会期中には、作家の滞在制作も予定されています。三沢のキメラ的思想によって、生が吹き込まれていく本展をぜひお楽しみ下さい。 三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/23-6-10-9-10/ 展覧会オリジナルグッズも販売中です! 三沢厚彦特集 https://baticachiba.base.ec/categories/5213157
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図録|「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容
¥2,970
2023年4月8日[土] – 5月21日[日] 「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 展覧会公式カタログ 編集:千葉市美術館、富山県美術館、新潟市美術館、渋谷区立松濤美術館 発行:赤々舎 ブックデザイン:須山悠里 サイズ:255×180x20mm ページ:240ページ(ソフトカバー製本) ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 本展覧会では、瀧口修造(たきぐち・しゅうぞう、1903-79)、阿部展也(あべ・のぶや、1913-71)、大辻清司(おおつじ・きよじ、1923-2001)、牛腸茂雄(ごちょう・しげお、1946-1983)の4人の作家の交流と創作を辿りながら、1930年代から80年代にわたる日本写真史の一断片をご紹介します。 1930年代、技巧的な前衛写真が活発に発表されるなか、瀧口は、写真におけるシュルレアリスムとは「日常現実の深い襞のかげに潜んでいる美を見出すこと」と語りました。本展は、この思想をひとつの軸としています。 瀧口とともに1938年に「前衛写真協会」を立ち上げた阿部は、瀧口に共鳴し、街の風景にカメラを向けました。また、瀧口と阿部に強く影響を受けた大辻は、「なんでもない写真」と題したシリーズを手掛けます。そして、大辻の愛弟子・牛腸は、「見過ごされてしまうかもしれないぎりぎりの写真」という自身の言葉どおり、独自の視点で周囲の人々や風景を捉えました。 4人の作家の思想や作品は、互いに影響を与えあい、前衛写真として想起される技巧的なイメージを超えた「前衛」の在り方を示します。戦前から戦後へと引き継がれた、「前衛」写真の精神をお楽しみください。 ■目次 雑誌『フォトタイムス』にはじまる ── 瀧口修造、阿部展也と大辻清司── 大日方欣一 第1章 1930-40年代 瀧口修造と阿部展也 前衛写真の台頭と衰退 瀧口修造 写真との出会い はじまりのアジェ 瀧口修造と阿部展也の出会い 詩画集『妖精の距離』 阿部展也、美術作品を撮る 『フォトタイムス』における阿部展也の写真表現 阿部展也の大陸写真 「前衛写真協会」誕生とその時代、その周辺──「前衛写真座談会」をきっかけに 第2章 1950-70年代 大辻清司 前衛写真の復活と転調 前衛写真との出会い 大辻清司、阿部展也の演出を撮る 大辻清司の存在論のありか 「APN」前後の動向を手がかりとして (コラム)瀧口修造― ヨーロッパへの眼差し (コラム)阿部展也の 1950 年代写真 『文房四宝』― モノとスナップのはざまで 私(わたくし)の解体― 「なんでもない写真」 第3章 1960-80 年代 牛腸茂雄 前衛写真のゆくえ 桑沢デザイン研究所にて 大辻清司のもとで― 高梨豊の60年代 日常を撮ること 『SELF AND OTHERS』(1977) 紙上に浮かび上がるかたち 牛腸茂雄と瀧口修造 (コラム)瀧口修造のデカルコマニーについて (コラム)牛腸茂雄の自筆ノート 『見慣れた街の中で』(1981) あくなき越境の射程──遠ざかる主義の時代の地平から 松沢寿重 学生の頃 畠山直哉 作家の言葉──自筆文献再録 写真と超現実主義 瀧口修造 1938 前衛的方向への一考察 阿部芳文 1938 なんでもない写真 大辻清司 1975 見慣れた街の中で 牛腸茂雄 1981 年譜 主要参考文献 作家解説 掲載作品・資料リスト 「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容 瀧口修造・阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/23-4-8-5-21/
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【完売】図録|没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡
¥2,750
SOLD OUT
図録通販ご希望の方は以下の福島県立美術館からお求めいただけます https://art-museum.fcs.ed.jp/visit/publication 編集:坂本篤史(福島県立美術館) 松岡まり江(千葉市美術館) サイズ:285× 226 x27mm 2023年1月13日[金] – 2月26日[日]開催 没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡」展覧会公式カタログ ■展覧会概要 江戸時代後期に活躍した洋風画家、亜欧堂田善(あおうどうでんぜん・1748〜1822)は、現在の福島県須賀川市に生まれ、47歳の時に白河藩主松平定信の命を受け、腐食銅版画技法を習得した遅咲きの画人です。 主君の庇護のもとで試行錯誤を重ねた田善は、ついに当時最高峰の技術を身につけ、日本初の銅版画による解剖図『医範提鋼内象銅版図』や、幕府が初めて公刊した世界地図『新訂万国全図』など、大きな仕事を次々に手掛けていきます。 一方で、西洋版画の図様を両国の花火に取り入れた《二州橋夏夜図》や、深い静寂と抒情を湛える《品川月夜図》など最先端の西洋画法と斬新な視点による江戸名所シリーズや、《浅間山図屏風》(重要文化財)に代表される肉筆の油彩画にも意欲的に取り組み、洋風画史上に輝く傑作を多く世に送り出しました。 首都圏では実に17年ぶりの回顧展となる本展では、現在知られる銅版画約140点を網羅的に紹介するとともに、肉筆の洋風画の代表作、谷文晁・司馬江漢・鍬形蕙斎といった同時代絵師の作品、田善の参照した西洋版画や弟子の作品まで、約250点を一堂に集め、謎に包まれたその画業を改めて検証します。 没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/23-1-13-2-26/
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図録|ブラチスラバ世界絵本原画展2022-23 絵本でひらくアジアの扉
¥2,750
2022年11月12日[土] – 12月25日[日] ブラチスラバ世界絵本原画展 絵本でひらくアジアの扉−日本と韓国のいま 2022年に開催された第28回展で選ばれた受賞作品および、 近年のアジア諸国の絵本の盛り上がりとその背景を、 とりわけ活躍がめざましい日本と韓国に焦点をあて、 原画や資料を紹介した展覧会公式カタログ。 編著:足利市立美術館、うらわ美術館、千葉市美術館、新潟市新津美術館、東大阪市民美術センター 判型:B5変 総頁:272頁 製本:並製 サイズ:190× 245 mm ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 「ブラチスラバ世界絵本原画展」(略称BIB=Biennial of Illustrations Bratislava)は、スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される、世界最大規模の絵本原画コンクールです。 本展覧会では、開催国であるスロバキア共和国と、隣国であるチェコ共和国の作家による絵本原画をご覧いただくほか、2019年10月から翌年1月にかけて現地で開催された第27回展(BIB 2019)の中から、各国の作家による受賞作品をパネル展示にて紹介いたします。 もとは一つの国だったスロバキアとチェコの両国は、2020年、日本との交流100周年を迎えました。それを記念して、両国の新しい作家に注目し、原画作品のほか、多彩な絵本の数々を展示いたします。 また、第1回展より参加してきた日本は、数多くの原画作品を送り届け、多くの受賞作家を輩出してきました。本展覧会においては、BIB 2019で金牌を受賞したきくちちきをはじめとして、出品した15組の原画作品をご覧いただくとともに、4組の作家に焦点をあて、創作活動の背景を探る特集展示を行います。 ■目次 ごあいさつ … 4 第28回 ブラチスラバ世界絵本原画展2021/ヴィエラ・アノシキノヴァー … 8 28. Biennial of Illustrations Bratislava 2021/ Viela Anoškinová …10 BIB史上初オンライン国際審査顛末記/松方路子 … 12 韓国の絵本が現在に至った経緯と絵本周辺の文化について/申明浩 … 14 プロローグ BIBと近年のアジアの絵本 … 20 第1部 BIBからみる韓国の絵本 … 30 特集1 韓国の絵本を知る−作家の手から読者の手まで … 108 第2部 BIBからみる日本の絵本 … 126 特集2 日本の絵本を知る−作家の手から読者の手まで … 194 第3部 BIB2021受賞作品 … 210 BIB2021現地レポート …242 国際審査員紹介 … 246 作家アンケート … 247 出品リスト … 260 ブラチスラバ世界絵本原画展 絵本でひらくアジアの扉−日本と韓国のいま https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/22-11-12-12-25/
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図録|新版画 進化系UKIYO-Eの美
¥2,500
千葉市美術館 「千葉市美術館所蔵 新版画 進化系UKIYO-Eの美」 2022年9月14日[水] – 11月3日[木・祝] 公式図録 編集: 西山純子(千葉市美術館) 吉田洋子(山口県立萩美術館・浦上記念館) 日本経済新聞文化事業部 デザイン:梯 耕治 制作:印象社 印刷:光村印刷 発行:日本経済新聞社 発行日:2021年8月25日 サイズ:縦25.7×横19.1×厚1.5cm ページ数:169p 図版:168点 ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 新版画とは、江戸時代に目覚ましい進化を遂げた浮世絵版画の技と美意識を継承すべく、大正初年から昭和のはじめにかけて興隆したジャンルです。伝統的な彫りや摺りの技術に、同時代の画家による清新な表現を合わせようとした版元・渡邊庄三郎(1885-1962)の試みに始まりますが、昭和に入っていくつもの版元が参入し、大きな流れとなりました。 この展覧会では、千葉市美術館が誇る新版画コレクションから、その歴史を通覧します。橋口五葉の《浴場の女》や伊東深水の《対鏡》といった最初期の初々しい名作から、川瀬巴水の情感豊かな日本風景や吉田博の精緻な外国風景、山村耕花や吉川観方による個性的な役者絵を経て、昭和初期のモガ(モダンガール)を鮮烈に描いた小早川清のシリーズ《近代時世粧》に至る、新版画の成立から発展型への歴史を約190点の作品によってたどります。 昨年から東京・大阪・山口を巡回した展覧会の最終展観となる千葉会場では、新版画の先駆ともいうべき、明治末期に来日して日本の職人とともに木版画を制作したヘレン・ハイドとバーサ・ラムの作品約50点もあわせてご覧いただきます。美人・風景・役者各ジャンルの花形作家たちの競演を、伝統技術の粋と革新的な表現の煌びやかな融合を、ぜひご堪能ください。 ■目次 ごあいさつ/Greeting … 3 新版画への誘い/ 西山純子 …6 図版 プロローグ 新版画誕生の背景 … 13 第1章 新版画、始まる … 21 第2章 渡邉版の精華 … 29 第3章 渡邊庄三郎以外の版元の仕事 … 79 第4章 私家版の世界 … 95 浮世絵から新版画へー明治の浮世絵師・小林清親/ 吉田洋子 …142 作品解説抄 … 146 作家解説 … 150 新版画関連略年表 … 156 参考文献 …158 出品目録 …165 新版画 進化系UKIYO-Eの美 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/22-9-14-11-3/
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図録|とある美術館の夏休み展
¥2,800
2022年7月16日[土] – 9月4日[日]開催 「とある美術館の夏休み」展覧会公式カタログ 編集:川村庸子 総頁:167頁 サイズ:270× 20.2 mm ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません 作家の書き下ろしテキストや展示プランのドローイング、ギャラリーツアーレポートなど、展示や制作の裏側を辿る一冊。Gottinghamによる会場風景の撮り下ろしや、TAKAIYAMA inc.による造本設計も見どころのひとつです。 【特典記録集】 本展で第3セクションで空間設計、什器制作を担当した(new) service[西舘朋央+佐久間 磨(Rondade)]による制作に関する記録集が特典でつきます。 ■展覧会概要 「夏休み」といえば、海水浴や縁日、お盆のお墓参り、旅行、自由研究……とさまざまなものごとが思い浮かびます。それは子どもから大人まで、誰にとっても、いつもとちょっと違う時間に出会い、ささやかで特別な経験をする時期なのではないでしょうか。 では、美術館の夏休みは、どんなものなのでしょう?現代美術家の新作と古美術作品。アート作品とプロダクト。普段は一緒に展示されることが少ない、さまざまな表現者と所蔵作品とのコラボレーションを通して、美術館という場所そのものを「日常と非日常のあわい」から眺めてみたいと思います。 想像を超える出来事ばかりが現実になるいまだからこそ、美術館という場所に降り積もった時間や記憶に触れ、誰かの、そしてあなたの「日常」と出会い直してみませんか? 【参加作家+クリエイター】中﨑透、ミヤケマイ、清水裕貴、津田道子、目[mé]、小川信治、華雪、きぐう編集室、山野英之、井口直人×岩沢兄弟、Mitosaya薬草園蒸留所、井上尚子、文化屋雑貨店、(new) service[西舘朋央+佐久間 磨(Rondade)] とある美術館の夏休み https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/22-7-16-9-4/
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図録|生誕100年 清水九兵衞/六兵衞展
¥2,900
2022年4月13日[水] – 7月3日[日] 千葉市美術館「生誕100年 清水九兵衞/六兵衞」 公式図録 構成・編集:大長智広(京都国立近代美術館主任研究員) 森啓輔(千葉市美術館学芸員) 藁科英也(千葉市美術館上席学芸員) 発行:京都国立近代美術館 サイズ:280 × 225 × 32mm ページ数:371ページ ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ※表紙カバーはリバーシブルとなっており、ランダム配送となっています。 到着後ご希望の方を表にしてご利用ください。 (表紙変更の返品は承っておりません。あらかじめご了承ください) ■展覧会概要 1生誕100年を記念して、彫刻と陶芸という二つの表現領域で活躍した清水九兵衞/六兵衞(1922-2006)の初めてとなる回顧展を開催します。 清水は、塚本竹十郎の三男として1922年に名古屋に生まれました。幼名は廣(後に洋、裕詞)。名古屋高等工業学校建築科を繰り上げで卒業後、招集され沖縄での戦いに赴きます。復員後、東京美術学校付属工芸技術講習所ならびに東京藝術大学工芸科鋳金部で学び、1951年に京焼を代表する名家である六代清水六兵衞の養嗣子となり陶芸の道に進みました。1950年代から60年代にかけては、日展に出品して特選を連続して受賞するなど陶芸家としての高い評価を得る一方でクラフト作品の制作にも熱中します。しかし陶芸家としての評価が高まるなかで、「もの」と周囲の空間に対する関心が深まり、1966年に初めて彫刻作品を発表。1968年に「九兵衞」を名乗り、陶芸制作から離れ、アルミニウムを主な素材とする彫刻家として精力的に活動していきます。その作品、構造と素材、空間などとの親和(アフィニティ)を追求したもので、日本各地に設置された彫刻からもその創作意識を窺うことができます。 清水は、1980年の六代六兵衞の急逝を受けて七代六兵衞を襲名しましたが、陶芸作品による襲名披露展は1987年まで待たなくてはなりませんでした。七代六兵衞としての作品は、土という素材の性質や焼成によるゆがみを意図的に用いたものであり、そこで得られた経験を、陶とアルミを組み合わせた作品や最晩年の和紙やクリスタルガラスによる作品群に生かし、九兵衞/六兵衞としての新たな造形を示しました。 本展では、清水の九兵衞以前の陶芸作品、九兵衞としての彫刻作品、七代六兵衞としての陶芸作品のほか、清水自身が撮影した写真作品、彫刻制作のための図面やマケットなど、約170件の作品および関連資料を通じて、立体造形作家としての生涯を回顧します。 ■目次 ごあいさつ/Greeting … 3 六兵衛と久兵衛の間/ 清水九兵衞 …6 Between Rokubey and Kyubey/ KIYOMIZU Kyubey …8 五条坂/ 森野泰明(インタビュー) …11 清水さん/ 三代宮永東山(インタビュー) …14 彫刻家として/ 建畠晢(インタビュー) …18 図版 第Ⅰ章 1950-60年代 清水洋/裕詞の陶芸 … 25 Part1 The 1950s and 1960s: KIYOMIZU Hiroshi, Ceramic Artist … 28 第Ⅱ章 1960-70年代 彫刻家「清水九兵衞」の誕生と野外 … 62 Part2 The 1960s and 1970s: KIYOMIZU Kyubey, Sculptor and Outdoor Works … 64 第Ⅲ章 1980-2006:空間の「うつわ」 … 94 Part3 1980-2006: Vessels Interacting with Space … 96 清水洋と七代六兵衞の陶芸/ 大長智弘 …178 The Ceramic of KIYOMIZU Hiroshi and Rokubey Ⅶ/ DAICHO Tomohiro …194 彫刻家・清水九兵衞−「アフィニティ」、その内在と調和/ 森啓輔 …212 KIYOMIZU Kyubey, Sculptor: Affinity, Inherence, and Harmony/ MORI Keisuke …226 年譜 … 244 Selected Biography … 294 参考文献 …296 作品リスト/List of Works …358 ■関連図録も販売中 図録 |前後期2冊セット「生誕100年 清水九兵衞/六兵衞」展 さや堂ホール関連展示 https://baticachiba.base.ec/items/76000641 生誕100年 清水九兵衞/六兵衞 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/22-4-13-7-3-2/
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図録 |前後期2冊セット「生誕100年 清水九兵衞/六兵衞」展 さや堂ホール関連展示
¥1,320
(前期)2022年4月13日[水]〜5月19日[木] (後期)2022年5月27日[金]〜7月3日[日]開催 「生誕100年 清水九兵衞/六兵衞」展 さや堂ホール関連展示の公式図録【前後期2冊セット】 編集:千葉市美術館 デザイン:松本聖典 発行:千葉市美術館 サイズ:B5判 ページ数:16ページ(前期)/40ページ(後期) 言語:日・英バイリンガル ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 前期 「清水宏章 朱」 1986年に京都清水五条で生まれた清水宏章は、京都を拠点に活躍する若手陶芸作家です。本展「朱(しゅ)」は、関西でこれまで発表を重ねてきた作家にとって、関東での初個展であり、近年取り組む「赤」というテーマをより深化させた、最新作の陶芸作品を発表します。 清水にとって赤は、身体の内側を巡る血のように身近な色であり、一方で危険や熱狂、情熱、幸福など、日常と異なる世界へと誘う不思議な力を持ち合わせています。釉薬の中でも、扱いが難しいとされる辰砂釉をあえて使用し、現代における表現の拡張を目論む清水は、様々な記号が表面で乱れ踊る自身の器物を「朱乱」と名付け、喧騒と静寂という異なる2つの性質から、陶芸の外と内の関係を探ろうとしています。会場に展示される祖父・清水九兵衞(1922–2006)の彫刻とも響き合い、次代を継承していく清水宏章の絶え間ない挑戦が生み出すうつわの造形世界を、ぜひご覧ください。 【参加作家】清水宏章 後期 「インクルーシブ・サイト―陶表現の現在」 彫刻と空間の関係を重視した清水九兵衞(1922−2006)が、作品のタイトルに繰り返し使用した「アフィニティ」。「親和」を意味するこの言葉は、現代においてどのような意義を持ちうるのでしょうか。陶を主な表現手段とし、千葉県をはじめ関東圏で活躍する現代アーティスト4名による「インクルーシブ・サイト―陶表現の現在」展は、清水が彫刻家として問い続けた問題を引き継ぎ、その可能性を検証することを目的に企画されました。 千葉市美術館の1階に位置するさや堂ホールは、1927(昭和2)年に川崎銀行千葉支店として建てられ、現在は市の有形文化財に指定されています。建築家の大谷幸夫(1924−2013)は、美術館の建設にあたり、この歴史的建造物を美術館の中核に内蔵する「鞘堂方式」を採用しました。このことから美術館の歩みだけでなく、さや堂ホールは千葉市という都市が重ねた歴史を建物の内部に留めています。 本展では、そのような入れ子状の場であるさや堂ホールを会場に、彫刻家の藤原彩人を企画協力者に迎え、清水の造形思考と空間への新たな解釈を試みます。彫刻と陶芸の境界領域で、比類のない造形を生み出す藤原、陶の素材と技法を通じ、記憶上の場所や記憶の在り方を具象化する桑名紗衣子、断片としての人物像を配置し、空間をつなぎ合わせる土屋裕介、陶に糸や木といった異素材を組み合わせ、かたちの普遍性を探る北林加奈子。4名のアーティストによる作品は、土から造形される彫刻が、外部の環境と決して切り離すことができない事実を私たちに気づかせ、多様な陶表現の現在のありようを指し示すことでしょう。 【参加作家】藤原彩人、北林加奈子、桑名紗衣子、土屋裕介 ■関連図録も販売中 図録|生誕100年 清水九兵衞/六兵衞展 https://baticachiba.base.ec/items/61645394 前期「清水宏章 朱」 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/22-4-13-5-19/ 後期「インクルーシブ・サイト―陶表現の現在」 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/22-5-27-7-3/
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図録|ジャポニスム―世界を魅了した浮世絵
¥2,800
2022年1月12日[水] – 3月6日[日] 千葉市美術館「ジャポニスム―世界を魅了した浮世絵」公式図録 編集:千葉市美術館 ブックデザイン:川添英昭 印刷:サンエムカラー 制作・発行:千葉市美術館 サイズ:220 × 303 × 25 mm ページ数:288ページ ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 19世紀後期〜20世紀初めにかけて、大量に海を渡った日本の美術工芸品は、西洋の美意識に大きな影響を与え、ジャポニスムという動向として広がっていきます。中でも浮世絵版画は、多くの西洋画家たちに直接影響を与えたことが知られています。西洋の芸術家たちが浮世絵に出会った時、何を新しいと感じ、感動し、自らの芸術に取り入れようとしたのでしょうか。この展覧会は、ジャポニスムの画家たちの作品が浮世絵から取り入れた視点をきっかけとして、浮世絵の特性と魅力を再発見しようとするものです。浮世絵の名品を中心に、欧米、ロシアからジャポニスムの作品を加えた約220点を展示する、これまでにないユニークなテーマの浮世絵展です。 ■目次 ご挨拶/Foreword … 5 【論考】ジャポニスムを通して浮世絵を視る/ 田辺昌子 …10 【論考】ジマーリ美術館のジャポニスム作品ー重要な版画コレクションー/ クリスティン・ギヴィスコス …14 【論考】国立A・S・プーシキン造形美術館(プーシキン美術館)収蔵のニコライ・ニコラエビッチ・ゼデラーとアンナ・パヴロヴナ・ソモヴァ=ゼデラーの版画について/ アンナ・チェルニシェヴァ …19 プロローグ:ジャポニスムとは何か? … 27 第1章 大浪のインパクト … 59 第2章 水の都・江戸ー橋と船 … 77 第3章 空飛ぶ浮世絵師ー俯瞰の構図 … 109 第4章 形・色・主題の抽象化 … 125 第5章 黒という色彩ー影と余韻 … 143 第6章 木と花越しの景色 … 173 第7章 四季に寄り添うー雨と雪 … 197 第8章 母と子の日常 … 227 エピローグ:江戸の面影ージャポニスムリターンズ … 237 Column1 ジャポニスムがもたらしたものー写楽が「天才絵師」として評価された経緯からー … 170 Column2 20世紀ロシア美術に貢献した3人の芸術家 … 224 Column3 アメリカのジャポニスムと木版画 … 249 Ukiyo-e Viewed through Japonisme / Tanabe Masako … 250 Prioritizing Prints: Japonism at the Zimmerli Art Museum / Christine Giviskos …254 Огравюрах Н.Н.Эеддепера и А.П. Сомовой-Эеддепер в ГМИИ им. А.С. Пушкина /Анна Уернышева...258 Column1 An Outcome of Japonisme: How Sharaku came to be recgnized as a “genius painter” … 263 Column2 Three Artists That Influenced Russian Art in the Early 20th Century … 265 Column3 Japonisme and Woodblock Printing in America … 249 絵師解説 …267 浮世絵用語解説 …270 参考文献 …271 ヨーロッパにおける浮世絵受容およびジャポニスム関連年表 …273 出品目録/List of Works …277 ジャポニスム展特集 https://baticachiba.base.ec/categories/4114367 ジャポニスム―世界を魅了した浮世絵 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/22-1-12-3-6/
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図録|平木コレクションによる 前川千帆展
¥2,420
2021年7月13日[火] – 9月20日[月・祝] 「平木コレクションによる 前川千帆展」 展覧会公式図録 編集:西山純子(千葉市美術館) 展示編集協力:公益財団法人平木浮世絵財団 佐藤光信 森山悦乃 松村真佐子 ブックデザイン:川添英昭 印刷製本:日本写真印刷コミュニケーションズ株式会社 発行:千葉市美術館 発行日:2021年7月13日 サイズ:231 × 185 × 20 mm ページ数:256ページ ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 前川千帆(まえかわせんぱん:1888-1960)は、 恩地孝四郎・平塚運一とともに「御三家」と称された、 近代日本を代表する創作版画家です。 京都に生まれ、漫画家として名を成すかたわら木版画を手がけ、清澄な彫摺と躍動感のあるユーモラスな造形により独自の作風を拓いたその作品は、今なお色褪せない魅力を有します。また近年、日本のアニメーション草創期に少なからぬ役割を果たした事実も掘り起こされ、マンガやアニメがクールジャパンの象徴として評価される今こそ再検証すべき作家と言えるでしょう。 1977年にリッカー美術館で開催された「前川千帆名作展」以来、実に44年ぶりの大回顧展となる本展は、浮世絵の大コレクションで知られる公益財団法人平木浮世絵財団の所蔵品を中心に、約350点の作品から前川千帆の版業を総覧いたします。 庶民のつましくも平和な日常に温かなまなざしを注ぎ、時にほのぼのと、時にしみじみと、人や街、温泉地を刻んだセンパンさんの作品世界を、どうぞお楽しみください。 ■目次 ごあいさつ … 2 前川千帆展の開催に寄せて/ 佐藤光信 …3 前川千帆−木版画の仕事を中心に/ 西山純子 …6 前川千帆と温泉−版画浴泉譜の世界/ 森山悦乃 …16 図版 プロローグ 漫画から版画へ … 25 第1章 創作版画家として立つ … 33 第2章 モダニスト千帆−『野外小品』と『新東京百景』の時代 …55 第3章 版画への専心と『版画浴泉譜』の始まり …93 第4章 疎開−志茂太郎とともに …129 第5章 晩年の精華 …149 エピローグ 没後の顕彰と資料から …195 コラム 前川千帆と年賀状−平木コレクションを中心に/ 松村真佐子 …198 出品目録 …202 年譜 …222 主要参考文献 …253 平木コレクションによる 前川千帆展 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/21-7-13-9-20/
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図録|福田美蘭展 千葉市美コレクション遊覧
¥2,200
2021年10月2日[土] – 12月19日[日] 千葉市美術館 「福田美蘭展 千葉市美コレクション遊覧」公式図録 編集:千葉市美術館 田辺昌子 畑井恵 編集補助:染谷美穂 井吉紀子 顧可 ブックデザイン:川添英昭 翻訳:マーサ・マクリントク 印刷製本:DNP 大日本印刷 発行:千葉市美術館 発行日:2021年10月2日 サイズ:240 × 190 × 10 mm ページ数:128ページ ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 福田美蘭(1963-)は、東京藝術大学を卒業後、最年少での安井賞や国際展での受賞等、国内外での活躍を通して独自の作風を切り拓き、絵画の新たな可能性に挑戦し続けています。人びとの固定観念を覆し、新たなものの見方や考え方を提案する福田の芸術は、単なる絵画という枠にとどまらず、豊かな発想力によって独自の展開を遂げてきました。 これまでも日本美術をもとにイメージを広げた作品を多く発表してきた福田ですが、本展では、千葉市美術館のコレクションから、自らが選定した江戸から明治時代の美術をきっかけに、新たに創作された作品を中心に展示します。福田は、もとになった日本美術をどのように写し、読み解き、このように思いもよらぬ絵画を生み出していくのでしょうか。周密な観察力や入念なリサーチに基づく精緻な表現と自由な発想とが共存する福田の新たな作品は、私たちの日本美術への眼差しを更新するとともに、作品を鑑賞するとは何かということを改めて考えさせてくれるでしょう。この作家の新作とともに、発想元となった千葉市美術館のコレクションも同時に展観いたします。 本展は、2001年の世田谷美術館、2013年の東京都美術館以来の大規模な個展となります。福田の飽くなき探究心をもって制作された作品を通して、コレクションの意義を見直すとともに、美術館という場における私たちの体験そのものを問い直す契機になればと願っています。 ■目次 ご挨拶 … 2 Foreword …3 凝り固まった視覚を解きほぐす装置−福田美蘭の作品/ 山梨絵美子 …6 古を思い、今を見つめる人−千葉市美術館浮世絵コレクションと福田美蘭/ 田辺昌子 …12 図版、福田美蘭による解説 Plates and Artist’s Comments… 17 Tools for Unlocking Set Views−The Art of Fukuda Miran / Yamanashi Emiko … 89 Thinking of the Past, Looking at the Present:The Chiba City Museum of Art Ukiyo-e Collection and Fukuda Miran / Tanabe Masako … 96 Artist’s Comments …101 福田美蘭年譜 …108 参考文献 …117 主な収蔵先 …124 作品リスト List of Works …125 福田美蘭展 千葉市美コレクション遊覧 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/21-10-2-12-19/
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【完売】図録|大・タイガー立石展
¥2,640
SOLD OUT
2021年4月10日[土] – 7月4日[日] 「大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師」 公式図録 構成:工藤健志(青森県立美術館) 滝口明子(うらわ美術館) 平野到(埼玉県立近代美術館) 牧野裕二(高松市美術館) 編集:菊池真央(埼玉県立近代美術館) 庄子真汀(千葉市美術館) 森 啓輔(千葉市美術館) 藁科英也(千葉市美術館) 翻訳:小川紀久子(p.005) アートディレクション:藤本敏行(ライブアートブックス) デザイン・制作:藤本敏行(ライブアートブックス) 中川貴雄(ライブアートブックス) 印刷・製本:ライブアートブックス 発行:千葉市美術館・青森県立美術館・高松市美術館・埼玉県立近代美術館・うらわ美術館@2021 発行日:2021年4月10日 サイズ:300 × 210 × 20 mm ページ数:249ページ ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 絵画、陶彫、マンガ、絵本、イラストなどのジャンルを縦横無尽に横断しながら独創的な世界を展開した立石紘一、ことタイガー立石、こと立石大河亞(1941-98)。 1941年、九州・筑豊の伊田町(現・福岡県田川市)に生まれた立石は、大学進学のために上京。63年の「読売アンデパンダン」展でデビューし、翌年には中村宏(1932年生)と「観光芸術研究所」を結成。時代や社会を象徴する人物やイメージなどを多彩に引用して描かれたその作品は、和製ポップ・アートのさきがけとして注目を集めました。65年からは漫画も描きはじめ、「タイガー立石」のペンネームで雑誌や新聞にナンセンス漫画の連載をもつまでになります。60年代末から多くの子どもたちが口にした「ニャロメ」ということばは赤塚不二夫(1935-2008)と交流があった彼の造語でした。 マンガの制作が多忙になった1969年3月、ミラノに移住。のべ13年にわたるミラノ時代は、マンガからヒントを得たコマ割り絵画を精力的に制作する一方、デザイナーや建築家とのコラボレーションで数多くのイラストやデザイン、宣伝広告などを手がけています。 1982年に帰国し、85年から千葉・市原を拠点に活動します。90年以降は絵画や陶彫作品を「立石大河亞」、マンガや絵本を「タイガー立石」の名義で発表しました。 立石の作品はどの時期のものであっても、さまざまなできごとや観念が地層のようにつみ重なっています。このため、「見る」だけではなく「読む」ことによって、作者がつくり出した世界だけでなく、わたしたちの思考の回路も多次元にひろがるかのようです。 立石は1998年4月に56歳という若さでこの世を去りましたが、没後20年を過ぎ、生誕80年をむかえる今年、約250点の作品・資料によってその多彩な活動をふり返ります。 大・タイガー立石展 POP-ARTの魔術師 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/21-04-10-07-04/
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【完売】図録|2021 ブラチスラバ世界絵本原画展 こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本
¥2,420
SOLD OUT
2021年1月5日[火] – 2月28日[日] 「ブラチスラバ世界絵本原画展 こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本」 公式カタログ 編集:深谷聡(奈良県立美術館) 山根佳奈(千葉市美術館) 庄子真汀(千葉市美術館) 篠原誠司(足利市立美術館) 山下彩華(足利市立美術館) 山田志麻子(うらわ美術館) 月本寿彦(茅ヶ崎市美術館) 編集協力:広松由希子、板谷ひさ子 デザイン:三木俊一(文京図案室) 制作:erA 発行:奈良県立美術館、千葉市美術館、足利市立美術館、うらわ美術館、茅ヶ崎市美術館 サイズ:300 × 185 mm ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 「ブラチスラバ世界絵本原画展」(略称BIB=Biennial of Illustrations Bratislava)は、スロバキア共和国の首都ブラチスラバで2年ごとに開催される、世界最大規模の絵本原画コンクールです。 本展覧会では、開催国であるスロバキア共和国と、隣国であるチェコ共和国の作家による絵本原画をご覧いただくほか、2019年10月から翌年1月にかけて現地で開催された第27回展(BIB 2019)の中から、各国の作家による受賞作品をパネル展示にて紹介いたします。 もとは一つの国だったスロバキアとチェコの両国は、2020年、日本との交流100周年を迎えました。それを記念して、両国の新しい作家に注目し、原画作品のほか、多彩な絵本の数々を展示いたします。 また、第1回展より参加してきた日本は、数多くの原画作品を送り届け、多くの受賞作家を輩出してきました。本展覧会においては、BIB 2019で金牌を受賞したきくちちきをはじめとして、出品した15組の原画作品をご覧いただくとともに、4組の作家に焦点をあて、創作活動の背景を探る特集展示を行います。 ■目次 ごあいさつ … 4 第27回ブラチスラバ世界絵本原画展2019/ ヴィエラ・アノキシノヴァー … 8 城の中の宝探し−BIB2019国際審査会の報告/ アリー・ブーザリー …10 遊び心とアイディアのつまたチェコの絵本と大版絵本/ ヤナ・チェンコヴァー …12 色彩豊かなスロバキアのおとぎ話/ ハナ・オンドレイチコヴァー …14 凡例 …16 ⅰ チェコとスロバキアの新しい絵本 …17 こんにちは!チェコの新しい絵本 …39 こんにちは!スロバキアの新しい絵本 …65 ⅱ BIB2019受賞作品 …72 ⅲ BIB2019日本代表作家 …102 Bratislava〜BIB2019 REPORT …144 チェコの絵本、スロバキアの絵本、そして日本の絵本/ 出久根育さん、降矢ななさんインタビュー …152 BIB2019からひらかれる絵本とイラストレーションの結びつき−チェコとスロバキアの絵本を通して/ 山下彩華 …154 多層の城と絵本−BIB2019のふたつのトピックス/ 山田志麻子 …156 作家アンケート …158 出品リスト …168 27th Biennial of Illustrations Bratislava 2019/ Viera Anoškinová …175 Finding Treasure at the Castle: Report of BIB Jury 2019/ Ali Boozari …176 Harvé a vynálezové české obrázkové knihy a výtvarná alba/ Jana Čeňková…178 A Colourful World of Slovak Fairy-Tales/ Hana Ondrejičková…178 千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念/千葉市制100周年記念/日・スロバキア、日・チェコ交流100周年記念 ブラチスラバ世界絵本原画展 こんにちは!チェコとスロバキアの新しい絵本 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/bratislava-picture-book/
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【完売】図録|田中一村 千葉市美術館収蔵全作品
¥1,320
SOLD OUT
当図録は完売いたしました。 再入荷の予定はありません、ご了承ください。 news ----------------------------------- 2024年9月19日(木)~12月1日(日) 上野・東京都美術館にて「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」が開催。 千葉市美術館・松尾知子副館長が監修を担当しました。 公式サイト https://isson2024.exhn.jp/ ------------------------------------------ 2021年1月5日[火] – 2月28日[日] 「田中一村展 ―千葉市美術館収蔵全作品」 公式パンフレット 2020年度現在、千葉市美術館に所蔵・寄託されている、田中一村関連資料の全点を掲載。 編集・執筆:松尾知子(千葉市美術館) デザイン:川添英昭 発行:千葉市美術館 サイズ:300 × 200 mm ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 田中一村(1908-1977)は、千葉市に20年住み、50代になって奄美大島に移住し亜熱帯の花鳥や風土を題材にした独特の日本画を描くも、生前それらの作品を公表する機会もなく無名のまま没しました。没後ブームのようにして全国に知られるようになったこの日本画家について、作品の基礎的な調査に立ち返り、画家の新たな全体像を示して大きな反響のあった「田中一村 新たなる全貌」展(2010年、千葉市美術館ほか)から10年。この間に千葉市美術館に収蔵された田中一村の作品は寄託を含めて100点を超え、2018年度には、一村の最大の支援者であった川村家より、残る作品・資料の寄贈等を受けました。本展はそれらの総てを初めて一堂に展示し、画家の生涯の未知の側面を探ろうとするものです。 ■目次 緒言 … 2 図版 第1章 若き南画家の活躍 …4 木彫のしごと 第2章 昭和初期の新展開 …7 第3章 千葉へ … 10 川村コレクションにみる千葉風景 観音と羅漢をえがく デザインのしごと 節句掛 写真への関心 写真肖像画のしごと 第4章 「一村」誕生 心機一転の戦後 …22 旅土産の色紙 第5章 奄美へ アダンへの道 …30 没後の動向/鑑賞史 田中一村アーカイブ …36 出品目録 …37 田中一村 略年譜 …40 田中一村の関連商品はこちら https://baticachiba.base.ec/categories/3303448 田中一村展 ―千葉市美術館収蔵全作品 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/isson-tanaka/
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図録|宮島 達男「宮島達男 クロニクル 1995-2020」
¥2,750
2020年9月19日[土] – 12月13日[日] 千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念 「宮島達男 クロニクル 1995−2020」 公式図録 編集:千葉市美術館 デザイン:近藤一弥 発行:千葉市美術館 仕様:B5判、216ページ、ハードカバー 言語:日・英バイリンガル ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■展覧会概要 宮島達男は、LED(発光ダイオード)のデジタル・カウンターを使用した作品で高く評価され、世界で活躍する現代美術作家です。1980年代より宮島は、「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という3つのコンセプトに基づき、これまで30ヵ国250ヶ所以上で作品を発表してきました。作品のモチーフであるデジタル数字は命の輝きをあらわし、0が表示されず1から9の変化を永遠に繰り返すことで、人間にとって普遍的な問題である「生」と「死」の循環を、見る者に想像させます。 本展は千葉市美術館の開館25周年記念として、首都圏の美術館では12年ぶりに開催される大規模な個展です。1996年の開館記念展「Tranquility—静謐」に出品された《地の天》の制作だけでなく、パフォーマンスの再開、世界各地で参加者と協同で行われる「時の蘇生・柿の木プロジェクト」の始動など、1995年は重要な転換期にあたります。本展は1995年を起点とし、時間と空間に深く関わる作品表現の本質に、「クロニクル(年代記)」というテーマから迫ろうとする展覧会です。LED作品、パフォーマンス映像、プロジェクトを軸とする作品のヴァリエーションは、四半世紀の複層的な展開を感じさせるとともに、世界の不確定性に作家が全身全霊をかけ、身体と感性を対峙させてきた事実が伝わるはずです。 2000年代に入り、宮島は「Art in You(アートインユー)」を提唱しています。「アートはあなたの中にある」と訳され、誰もが創造性を生み出すことを信じてやまない独自の芸術思想といえます。この宮島のメッセージは、自然災害や国際紛争など、さまざまな困難に直面しても歩みを止めず努力してきた現代社会の人々に、今こそ必要とされるものかもしれません。生きることの意味、そして平和と共生の意義を、他者との開かれた対話を通して問い続けてきた宮島の豊かな世界観は、未来への新たな視座を投げかけることでしょう。 artist|宮島達男 1957年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。88年のヴェネチア・ビエンナーレで若手作家部門「アペルト」に参加し、LEDの光が数字を刻む《Sea of Time》で注目を浴びる。また99年の第48回ヴェネチア・ビエンナーレには日本館代表作家として参加し、2400個のガジェットで構成された《MEGA DEATH》を発表した。発光ダイオード(LED)を使用した作品を多く手がけ、「それは変化し続ける」「それはあらゆるものと関係を結ぶ」「それは永遠に続く」という3つのコンセプトをもとに、時の流れや人間の営みについて考察したインスタレーションなどを発表している。 千葉市美術館拡張リニューアルオープン・開館25周年記念 宮島達男 クロニクル 1995−2020 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/tatsuo-miyajima/