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つくりかけラボ報告書〈14〉荒井恵子|和紙のフトコロ 墨のダイゴミ
¥200
つくりかけラボ14 荒井恵子|和紙のフトコロ 墨のダイゴミ 2024年2月14日[水]-5月26日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2024年10月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間をつくり上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 船橋を拠点に活動する千葉県在住の美術家 荒井恵子さんは、手漉きの和紙と様々な色合いを持つ墨を制作のパートナーとし、それら一つ一つの個性に寄り添うように作品をつくり続けてきました。本プロジェクトでは、あたたかくしなやかな和紙の懐(フトコロ)に包まれ、その手触りを楽しみ、白い紙の表面で躍動する墨の醍醐味(ダイゴミ)を味わうための和の空間が、美術館の中に出現します。 ■プロフィール 荒井恵子(あらい・けいこ) 東京都生まれ、千葉県船橋市在住。墨と和紙を使った水墨表現に取り組む。近年の主な展覧会に「白と黒の間」(ふなばしアンデルセン公園子ども美術館/千葉、2022年)、「荒井恵子 船橋三部作─宝成寺・三番瀬・玉川」(船橋市民ギャラリー/千葉、2021年)、「One Hundred Shades of Grey」(The Storrier Stearns Japanese Garden /ロサンゼルス、2019年)、「いろいろのいろ墨のいろ─荒井恵子と子どもたち」(富山県水墨美術館/富山、2019年)など。また、岡太神社大滝神社千三百年大祭記念事業「荒井恵子の世界 墨と和紙そのあわい」(越前和紙の卯立の工芸館/福井、2018年)では襖絵「起承転結」奉納。新たに映像や写真の表現にも幅を広げ活動している。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/24-2-14-5-26/
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つくりかけラボ報告書〈13〉黒田菜月|野鳥観察日和
¥200
つくりかけラボ13 黑田菜月|野鳥観察日和 2023年10月28日[土]-2024年1月28日[日] 体裁 257×182mm 12ページ 発行日 2024年6月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 第13弾となる今回は、写真家の黑田菜月さんをお迎えし、“野鳥観察”をキーワードに「見る」ことを考えるプロジェクトを開催します。プロジェクトのプレイベントとして、2023年5月、習志野市谷津干潟自然観察センターでワークショップを実施しました。ワークショップは、野鳥観察を「観察係」と「記録係」に分けて行うという、少し変わった形態で進められました。おたがいをつなぐのは、トランシーバーから聞こえる声のみ。かぎられた状況での野鳥観察は、視覚をわかちあう難しさと喜びを浮かび上がらせました。プロジェクトの会場には、そのようすをおさめた映像作品が展示されます。はたして、「見る」というとても身近な行為には、どのような作用や側面があるのでしょうか。会場で、さまざまな鳥を見つめながら、いっしょに考えてみましょう。 ■プロフィール 黑田菜月(くろだ・なつき) 1988年神奈川県生まれ。2013年に第8回写真「1_WALL」展でグランプリを受賞。近年は、リサーチやフィールドワーク、ワークショップなどを交えた映像作品、写真作品を手がける。また、公立動物園の周年企画に携わったり、子育てと制作のあり方を探る座談会を開催したりなど、幅広い活動を行っている。おもなグループ展に、企画も担当した2019年「どうぶつえんの目」(横浜市立金沢動物園)など。おもな個展に、2014年「けはいをひめてる」(ガーディアン・ガーデン)、2017年「わたしの腕を掴む人」(銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロン)、2021年「αMプロジェクト2020–2021『約束の凝集』vol. 3 黑田菜月|写真が始まる」(gallery αM)、2022年「仙台写真月間2022 動物園で見つめる先に、」(SARP仙台アーティストランプレイス)などがある。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/23-10-28-24-1-28/
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つくりかけラボ報告書〈12〉三沢厚彦|コネクションズ 空洞をうめる
¥200
つくりかけラボ12 三沢厚彦|コネクションズ 空洞をうめる 2023年7月14日[金]-10月15日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2024年3月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 今回のつくりかけラボは、彫刻家の三沢厚彦さんをお迎えし、三沢さんがともに活動するアーティスト、キュレーターらと、千葉の街から着想を得たプロジェクトを展開します。 千葉市美術館は、科学館や神社をはじめ、文化施設が多くあるエリアにあります。「空洞をうめる」というテーマは、全国各地で展覧会を行ってきた三沢さんが、都市に共通する問題として感じた、文化や経済といったさまざまな「空洞化」への関心から始まりました。プロジェクトでは、三沢さんたちが来場者とともに、「空洞をうめる」作品を作っていきます。はたして「空洞」は「埋められる」のでしょうか、それとも「生まれる」のでしょうか? 美術館を起点に、街と作家、来場者がコネクトしていく空間をお楽しみください。 コネクションズ 彫刻家の三沢厚彦を中心に、表現方法の異なるアーティストが交差=関係し合うことから、新たな表現を生み出していく。2022年に小田原三の丸ホール(神奈川)で開催された「コネクションズ―さまざまな交差展―」に参加した三沢、志村信裕、中野仁詞、八木良太に加え、大山エンリコイサムを招き、「空洞をうめる」をテーマに千葉市美術館で数々のプロジェクトを展開する。 ■プロフィール 三沢厚彦(みさわ・あつひこ) 1961年京都府生まれ。幼少期から京都や奈良の仏像に親しむ中で、彫刻の魅力に惹かれ、彫刻家を志す。高校、大学と彫刻科で学び、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻を修了。小学生の頃からポピュラーミュージックにも親しみ、音楽に対する造詣も深い。2000年に動物の姿を等身大で彫った木彫「ANIMALS」シリーズの制作を開始。同年より西村画廊(東京)で個展開催。2007年から「三沢厚彦 ANIMALS+」展が平塚市美術館を皮切りに全国5会場を巡回。その後も現在まで各地の美術館で個展を多数開催。 主な受賞歴に2001年第20回平櫛田中賞受賞。2005年第15回タカシマヤ美術賞受賞。2019年第41回中原悌二郎賞受賞。現在、神奈川県在住。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科特任教授。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/23-7-14-10-15/
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つくりかけラボ報告書〈11〉金田実生|線の王国
¥200
つくりかけラボ11 金田実生|線の王国 2023年4月17日[月] – 7月2日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2023年9月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 今回は、油彩、ドローイング、版画と、一貫して平面作品を手掛けて高い評価を得ている作家 金田実生さんをお迎えし、「線」をめぐるプロジェクトを 行います。浮世絵をはじめとする千葉市美術館の所蔵品にも関わりながら、来館者との協働により、得意とする平面の表現を展開、子どもから大人まで心地よく過ごし、参加できる表現空間を目指します。 ■プロフィール 金田実生(かねだ・みお) 1963年、東京都に生まれる。1980年代末より作品発表を始める。1988年、多摩美術大学大学院修了。2005年、文化庁新進芸術家国内研修員。近年の主な展覧会に「アーティスト・ファイル2009―現代の作家たち」(国立新美術館/東京、2009年)、「クインテット―五つ星の作家たち」(損保ジャパン東郷青児美術館 / 東京、2014年) 、「公開制作73 「金田実生青空と月」( 府中市美術館 / 東京、2018年)「みつめる―見ることの不思議と向き合う作家たち」(群馬県立館林美術館/群馬、2019年)。府中市美術館をはじめ、群馬県立館林美術館、文化庁、広島市現代美術館、徳島県立近代美術館に作品が収蔵されている。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/23-4-17-7-2/
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つくりかけラボ報告書〈10〉原倫太郎+原游|RE 幼年期ディスカバリー
¥200
つくりかけラボ10 原倫太郎+原游|RE 幼年期ディスカバリー 2023年1月14日[土] – 4月2日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2023年12月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 今回は、アーティストユニット原倫太郎+原游のお二人をお迎えし、「遊び」をテーマに開催します。動きを伴ったインスタレーション作品を制作する原倫太郎さんと、絵画の可能性を探求し平面作品に取り組む原游さん。ユニットとして参加する各地の芸術祭では、地域の歴史や記憶、環境に取材した体験型の作品を発表してきました。彼らの作品はまた、偶然居合わせた来場者同士のコミュニケーションを誘発する装置ともいえるでしょう。つくりかけラボに出現するカラフルでポップな「遊び」の空間は、来場者の皆さんが持ち寄る「遊び」によって、どのように変化してゆくのでしょうか。 ■プロフィール 原倫太郎+原游(はら りんたろう + はら ゆう) インスタレーション作家の原倫太郎(1973年神奈川県生まれ、2000年Sandberg Institute修了)と、画家の原游(1976年東京都生まれ、2001年東京藝術大学大学院美術学部美術科油画専攻修士課程修了)によるアーティスト・ユニット。 個々の活動に加え、ユニットでの活動では観客参加の大型体験作品を多く制作している。主な展覧会に2012、2015年「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟)、2017、2021年「北アルプス国際芸術祭」(長野)、2019年、2022年「瀬戸内国際芸術祭」(香川)、「北越雪譜アドベンチャー」越後妻有里山現代美術館 MonET(新潟)、「越後妻有 大地の芸術祭 2022」(新潟)など。2008年には絵本『匂いをかがれるかぐや姫~日本昔話Remix~』が「文化庁メディア芸術祭」エンターテインメント部門において奨励賞を受賞。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/23-1-14-4-2/
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つくりかけラボ報告書〈09〉大小島真木|コレスポンダンス/Correspondances
¥200
つくりかけラボ09 大小島真木|コレスポンダンス/ Correspondances 2022年10月13日[木]-12月25日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2023年3月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 今回は、美術家の大小島真木さんをお迎えします。大小島さんはこれまで、描くことを通じて、生き物を包み込む森や繁殖する菌、国境をまたぐ鳥、覚醒する猿など、様々な生物のまなざしを自らの内に宿し、万物の記憶の集合体としての世界のありようを追求してきました。「人間以外の目線で世界を語る」というテーマのもと、会期中に繰り広げられる「ゲスト」たちとのトークや、来館者たちとの往復書簡を糧に、アーティストがどのような空間を作り、変化させていくのか、目が離せなさそうです。 ■プロフィール 大小島真木(おおこじま まき) 現代美術家。1987年東京生まれ。異なるものたちの環世界、その「あいだ」に立ち、絡まり合う生と死の諸相を描くことを追求している。インド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作。2014年にVOCA奨励賞を受賞。2017年にはアニエスベーが支援するTara Ocean 財団が率いる科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。2021年「ククノチテクテクマナツノボウケン」KAATで舞台美術を手がける。 主な参加展覧会に、「いのち耕す場所」(2019年、青森県立美術館)、「瀬戸内国際芸術祭-粟島」(2019年)、「Re construction 再構築」(2020年、練馬区立美術館)、「コロナ禍とアマビエ 」(2022年、角川武蔵野ミュージアム)、「地つづきの輪郭」(2022年、セゾン現代美術館)、「世界の終わりと環境世界」(2022年、GYRE GALLERY)。主な個展に、「鳥よ、僕の骨で大地の歌を鳴らして」(2015年、第一生命ギャラリー)、「L’oeil de la Baleine/ 鯨の目」(2018-19年、フランス・パリ水族館)。主な出版物として『鯨の目』(2020年、museum shop T)など。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/22-10-13-12-25/
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つくりかけラボ報告書〈08〉堀由樹子|えのぐの森
¥200
つくりかけラボ08 堀由樹子|えのぐの森 2022年7月13日[水] – 10月2日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2023年3月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 今回は、千葉市で育ち、現在も市内にアトリエを構える画家の堀由樹子さんをお迎えします。堀さんはこれまで、日常の身近なところで目にする植物や自然の姿をモチーフに、具象とも抽象ともつかない描き方で、独特の風景画を制作してきました。この夏のプロジェクトでは、美術館の中に、のびのびとしたドローイングで風景を描き出します。来場者は絵の具の中に飛び込むように、つくりだされた風景=空間を体感し、画材の瑞々しく豊かな色彩と手触りを味わいながら、そこに新しい動きや表情を加えてゆくことになります。アーティストと来場者のやりとりによって、植物や森の生き物たちが姿を現し、生命力に溢れた「えのぐの森」が生い茂ってゆく様子をお楽しみください。 ■プロフィール 堀由樹子(ほり ゆきこ) 1971年東京生まれ。1994年東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業。大学在学中はリトグラフを専攻。その後「描く」ことに専念したい思いから、素描、油彩を主に制作。 [主な個展]2003「in the garden」ギャラリー千空間 東京(第7回資生堂ADSP選出により展覧会リーフレット作成 )/2011「窓の外」パーソナルギャラリー地中海 東京/2013「はれ 時々 くもり」人形町vision’s 東京/2017「庭、前線」ギャラリーカメリア 東京/2020「空と森と、」千葉市民ギャラリー・いなげ 千葉 [主なグループ展や活動]1994 「大阪トリエンナーレ1994-版画」マイドームおおさか サントリー賞受賞/2001 「Chiba Art Now’01 絵画の領域」佐倉市立美術館 千葉/2008 「VOCA 2008 現代美術の展望ー新しい平面の作家たち」上野の森美術館 東京/2014 NHK Eテレ「キミなら何つくる?」 第6回 えがこう!私の好きな図工室 出演/2017 「クインテット3-五つ星の作家たち」損保ジャパン日本興亜美術館 東京 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/22-7-13-10-2/
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つくりかけラボ報告書〈07〉植本一子|あの日のことおぼえてる?
¥200
つくりかけラボ07 植本一子|あの日のことおぼえてる? 2022年4月13日[水] – 7月3日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2022年10月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 つくりかけラボ07では、写真家の植本一子さんをお招きし、会場内に写真スタジオを作ります。来場者のみなさんは、そこで、おひとりならばおひとりで、だれかと一緒ならばその人と、写真を撮影することができます。また、写真にうつる自分、あるいは自分たちのことを考えてみる、ちょっとしたワークも行います。写真は、シャッターを切ったほんの一瞬を、長く残しておくことができます。写真におさめられた「現在」を起点に、過去や未来に目を向け、自分のこと、そして自分たちのことを、植本さんの言葉とともに思い出してみましょう。 ■プロフィール 植本一子(うえもと・いちこ) 1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞。写真家としてのキャリアをスタートさせる。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。おもな展覧会に2019年「アカルイ カテイ」(広島市現代美術館)、2021年「『わたしたちのかたち』出版記念写真展」(ON READINGほか)など。おもな著書に『かなわない』(2016年、タバブックス)、『家族最後の日』(2017年、太田出版)、『フェルメール』(2018年、ナナロク社+ブルーシープ)など。おもな写真集に『うれしい生活』(2019年、河出書房新社)などがある。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/22-4-13-7-3/
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つくりかけラボ報告書〈06〉岩沢兄弟|キメラ遊物園
¥200
つくりかけラボ06 岩沢兄弟|キメラ遊物園 2022年1月13日[木] – 4月3日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2023年1月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 つくりかけラボ06では、「モノ・コト・ヒトのおもしろたのしい関係」を合言葉に、人や組織の活動の足場となる拠点づくりを手掛ける岩沢兄弟が、美術館の中に「キメラ遊物園」をオープンします。 「キメラ遊物園」とは、いろいろな人の「アイディア」やたくさんの種類の「もの」がかけ合わさって、思いもよらない何かが生み出される期間限定のファクトリー! 遊物園を訪れたみんなのちょっとした困りごとや、こんなものがあったらいいな、という気持ちに応えて、いたずら心いっぱいの岩沢兄弟が「もの」との遊び方を考えます。もので遊ぶ? ものを遊ぶ? 「キメラ遊物園」がどんなふうに展開するのか、どうぞご期待ください。 ■プロフィール 岩沢兄弟(いわさわきょうだい) 「モノ・コト・ヒトのおもしろたのしい関係」を合言葉に、人や組織の活動の足場となる拠点づくりを手掛けるクリエイターユニット。兄弟ともに千葉県千葉市生まれ。空間・家具などの立体物設計、デジタル・アナログ両方のツールを活用したコミュニケーション設計、企業のオフィス空間からアートプロジェクトの拠点づくりまで幅広いプロジェクトを担当。 兄・いわさわひとし 1974年生まれ。多摩美術大学建築学科卒業。岩沢兄弟の立体物デザイン担当。空間デザイナー、車輪家具プロデューサー。無類の車輪好き。 弟・いわさわたかし 1978年生まれ、武蔵野美術大学短期大学部生活デザイン学科卒業。岩沢兄弟のWeb、映像、音響、よろずディレクション担当。趣味は自作楽器の演奏。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/22-1-13-4-3/
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つくりかけラボ報告書〈05〉松本力|SF とりはうたう ひみつを
¥200
つくりかけラボ05 松本力|SF とりはうたう ひみつを 2021年10月16日[土] – 12月26日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2022年2月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 つくりかけラボ05のテーマは「SF」です。アーティストの松本力さんは、人間の社会生活からみたスズメたちとの共生に注目します。人間の世界とスズメの世界は、それぞれどのような集合をもって重なり合っているのでしょうか。会場では、そのひみつを「スズメ・プロジェクト」の関数として、私たちの身の周りにある少し不思議なイメージや話を集め、アニメーションやポッドキャストなど様々なかたちで発信していきます。 ■プロフィール 松本力(まつもとちから) 1967年東京生まれ、在住。1991年多摩美術大学美術学部デザイン科GD専攻卒業。コマ割りのドローイングによる映像作品を制作。2002年より、オルガノラウンジや音楽家・VOQとのライヴ活動を継続、手製映像装置「絵巻物マシーン」によるワークショップ「踊る人形」を学校や美術館、滞在先で行う。近年の展覧会は、2017年「アブラカダブラ絵画展」(市原湖畔美術館)、「邂逅の海―交差するリアリズム」(沖縄県立博物館・美術館)、2018年「本の話、本の町」(港まちづくり協議会/名古屋)、2019年「さよならをいって、それからであう旅」(横浜市民ギャラリーあざみ野)、「記しを憶う-東京都写真美術館コレクションを中心に」(東京都美術館)、2021年「第13回恵比寿映像祭」(東京都写真美術館)などがある。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/21-10-16-12-26/
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つくりかけラボ報告書〈04〉飯川雄大|デコレータークラブ —0人もしくは1人以上の観客に向けて
¥200
つくりかけラボ04 飯川雄大|デコレータークラブ —0人もしくは1人以上の観客に向けて 2021年7月14日[水] – 10月3日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2022年2月 ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■開催概要 つくりかけラボとは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 つくりかけラボ04では、美術家の飯川雄大さんをお迎えします。タイトルの「デコレータークラブ」とは、海藻や小石を身につけて姿を変えるカニのこと。飯川さんは、このカニを発想の原点に、鑑賞者の気づきや反応を誘うさまざまなプロジェクトを行ってきました。今回のサブタイトルは「0人もしくは1人以上の観客に向けて」。いったいどんな作品が姿をあらわすのでしょうか。いつもとはちょっとようすのちがう千葉市美術館をお楽しみください。 ■プロフィール 飯川雄大(いいかわたけひろ) 1981 年 兵庫県生まれ、同地を拠点に活動。人の認識の不確かさや、社会の中で見逃されがちな事象に注目し、鑑賞者の気づきや能動的な反応を促すような映像やインスタレーションを制作。2019 年 「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館)、「美術館の七燈」(広島市現代美術館)に出品。2020年は、ヨコハマトリエンナーレ2020「Afterglowー光の破片をつかまえる」、高松市美術館の個展「デコレータークラブー知覚を拒む」など。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/21-7-14-10-3/
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つくりかけラボ報告書〈03〉武藤亜希子|C+H+I+B+A ART シェアばたけ
¥200
つくりかけラボ03 武藤亜希⼦|C+H+I+B+A ART シェアばたけ 2021年4月15日[木] – 7月4日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2021年10月 ※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 第3回では現代美術家の武藤亜希子さんをお迎えし、「素材にふれる」をテーマに空間をつくりかえます。 会場にはたくさんの実や草花が集まる「シェアばたけ」が登場。その場を訪れた皆の手で、時間をかけて育てていきます。見たことのない実や不思議な草花、どんな「はたけ」に出会えるか、どうぞお楽しみに! ■プロフィール 武藤亜希子(むとうあきこ) 現代美術家 1975 年 千葉県生まれ 2006 年 東京藝術大学大学院博士課程満期修了 主な展示 2014 年「ワンダフル ワールド展」( 東京都現代美術館) 2009,2012,2015 年「越後妻有アートトリエンナーレ大地の芸術祭」(新潟) 2018 年「廃材アート展」(浜田市世界こども美術館, 島根) 2019 年「記憶の中の風景」( 千葉市民ギャラリー・いなげ, 千葉) 2019 年「BONTON× 武藤亜希子」(ワークショップ&展示 /高島屋新宿店、日本橋店、玉川店) パブリックコレクション 浜田市世界こども美術館(作品名:海の庭H+A+M+A+D+A) その他の仕事 NHK Eテレ「いないないばあっ!」 「あそびのくに」(2015 年) 歌「あたらしい いちにち」(2020 年)のセット原案デザイン https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/21-4-15-7-4/
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つくりかけラボ報告書〈02〉志村信裕|影を投げる
¥200
つくりかけラボ02 志村信裕|影を投げる 2020年7月11日[土] – 12月13日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2021年7月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 第二回は、千葉県在住の美術家・志村信裕を迎え、「五感でたのしむ」をテーマに空間をつくりかえます。志村はこれまで、日用品や動物など子どもから大人まで誰にでも親しみやすいものをモチーフに、自らの視点で「過去」を探る映像作品を制作してきました。今回のプロジェクト「影を投げる」では、作品ができあがる過程をともに体験しながら、視覚にとどまらない鑑賞体験を通して、ラボを訪れた人々が空間を能動的に楽しむことのできる実験的な場を創出します。 ■プロフィール 志村信裕(しむらのぶひろ) 現代美術家 1982年東京都生まれ。現在は千葉県を拠点に活動。2007年武蔵野美術大学大学院映像コース修了。2016年から2018年まで文化庁新進芸術家海外研修制度により、フランス国立東洋言語文化大学(INALCO)の客員研究員としてパリに滞在。近年の展示に「生命の庭−8人の現代作家が見つけた小宇宙」(東京都庭園美術館、2020年)、「志村信裕 残照」(千葉県立美術館、2019年)。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/02-projection/
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つくりかけラボ報告書〈01〉遠藤幹子|おはなしこうえん
¥200
つくりかけラボ01 遠藤幹子|おはなしこうえん 2020年7月11日[土] – 12月13日[日] 体裁 257×182mm 8ページ 発行日 2021年3月 ■開催概要 つくりかけラボは、「五感でたのしむ」・「素材にふれる」・「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して、訪れた人々と関わりながら空間を作り上げていく、この夏、千葉市美術館で新しく始まる参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。 初回は、人のあそび心やイマジネーション、創造力を育むデザインの現場で活躍する遠藤幹子を迎えます。私たちの暮らすまち千葉に伝わる民話「羽衣伝説」を出発点として、来場者とともに物語の世界をつくり、遊びながら育てていきます。 「おはなしこうえん」の舞台となる会場には、虚・実ふたつがパラレルに存在する空間が演出され、バーチャルな体験とフィジカルな体験が融合する場がつくり出されます。会期中、身近な素材やツールを活用した数々のプログラムを通して、物語の世界が少しずつふくらんでいきます。 会期前半は、定期的に開催されるオンラインワークショップや会場での動画視聴を通して、「おはなしこうえん」を構成するお話のパーツを、新聞紙を使ってみんなで作っていきました。「羽衣伝説」に登場するハスの花や羽衣に始まり、池のまわりに生息する生き物たち、カタツムリやトンボへと、想像力は広がっていきました。これらはやがて、天女の髪飾りや楽器、若殿様の兜など、登場人物になりきってみる遊び、表現活動へと展開していきます。 10月を迎え、会期後半の「おはなしこうえん」は、みんなで「場=物語の舞台」をつくり、誰もが物語の世界に入って遊べる「公園(こうえん)」から、登場人物になりきって演じて遊ぶ「公演(こうえん)」へと、シフトしていきます。新しい場づくりパートナーとの実験的な試みやワークショップも予定しています。 「おはなしこうえん」の場と物語が、この後さらに、どのようなかたちに変化していくのか、それは、このプロジェクトに様々なかたちで関わる皆さんしだいです。 ■プロフィール 遠藤幹子(えんどうみきこ) 建築家、一般社団法人マザー・アーキテクチュア代表理事 オランダ留学中に出産・子育てを経験し、良質なデザインが公共空間に広く展開される社会の豊かさに感動したことをきっかけに、「大人から子どもまで、みんなが創造力を育める場づくり」をテーマに、公共文化施設や保育・教育施設などの空間デザインとワークショップを多数手がける。また、国際協力NGOと共にアフリカの低所得者層に必要な保健施設を住民参加型で作るプロジェクトも継続しており、地域住民が建築プロセスに関わることでコミュニティがエンパワーされ、自立支援や持続可能な施設運営をうながすようなデザイン手法の開発に挑戦している。 https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/mikiko-endo-story-park/