【再入荷】三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions 図録
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千葉市美術館「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions」
2023年6月10日[土] – 9月10日[日]
展覧会公式カタログ
彫刻家三沢厚彦、10年ぶりとなる作品集第4弾!
2013年刊行の作品集『三沢厚彦 ANIMALS NO.3』から10年ぶりの作品集兼図録。
本展覧会を記録した展示風景で構成する図録編、2013年以降の作品を1点1点じっくり鑑賞していただく作品集編、2部構成となる図録兼書籍です。
前半では、2023年6月から9月にかけて開催された千葉市美術館での個展、その展示風景を収録。美術館ごとで展示に工夫を施す三沢厚彦が、千葉市美術館ではどんな見せ方をしているのか注目。
後半は、前作品集『ANIMALS NO.3』を刊行した2013年以降のアニマルズ、コロナ禍に色がほしくて誕生したStrutシリーズ、そして時空を軽やかに飛び越えてきたキメラ……10年分の作品約140点を紹介。
【寄稿】
・中沢新一(宗教史学者・文化人類学者)
三沢厚彦が近年取り組んでいるモチーフ「キメラ」という存在について、中沢新一氏が語ります。
・森啓輔(千葉市美術館学芸員)
【対談】
・舟越桂(彫刻家)× 三沢厚彦
初作品集『三沢厚彦 ANIMALS』での対談から20年の時を経て、二人の彫刻家が「今」を語り合います。
B5判変型/並製本/224頁
日英併記
デザイン・アートディレクション:加藤賢策(LABORATORIES)
発行:求龍堂
刊行 : 2023年8月
※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません
■展覧会概要
三沢厚彦が誘う彫刻の「多次元」世界
三沢厚彦(みさわあつひこ/1961–)は動物を樟で彫り、油絵具で彩色する「ANIMALS(アニマルズ)」シリーズで知られる日本を代表する彫刻家です。京都で生まれ育ち、幼い頃から仏像や寺社に親しんだ三沢は、東京藝術大学および同大学院で彫刻を学び、1990年代に流木などを寄せ集めて制作された「コロイドトンプ」シリーズで注目を浴びます。人間の想像力への関心から、2000年より始められた「ANIMALS」では、動物のリアリティを追求していく革新的な造形が高く評価され、全国各地で多くの人々を虜にしてきました。
「三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions(アニマルズ/マルチ・ディメンションズ)」は、三沢による千葉県初となる個展です。本展では「多次元」をテーマに、大谷幸夫の設計による千葉市美術館すべてが展示会場となります。そこに棲んでいたかのように親しみやすく、時にどう猛な動物たちに、来場者はさまざまな場所で遭遇することでしょう。この場所だけでしか体験できないサイト・スペシフィックな展示方法もまた、作品と空間の関係への作家独自の思考を示しています。1990年代の初期未発表作から最新作まで、200点を超える彫刻と絵画により、当館の建築物にアプローチしていきます。
21世紀に入り、木彫による具象彫刻、さらには現代アートの分野を牽引してきた三沢は、近年では空想上の生き物である麒麟やキメラといった複数の動物のイメージを組み合わせる表現に発展し、大型の木彫を精力的に制作しています。時空を軽やかに飛び越え、現代の私たちの前にあらわれるキメラたちは、その眼差しでいまの世界を見つめ、何を語るのでしょうか。会期中には、作家の滞在制作も予定されています。三沢のキメラ的思想によって、生が吹き込まれていく本展をぜひお楽しみ下さい。
三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/23-6-10-9-10/
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三沢厚彦特集
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