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図録 |前後期2冊セット「生誕100年 清水九兵衞/六兵衞」展 さや堂ホール関連展示

¥1,320 税込

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(前期)2022年4月13日[水]〜5月19日[木]
(後期)2022年5月27日[金]〜7月3日[日]開催
「生誕100年 清水九兵衞/六兵衞」展
さや堂ホール関連展示の公式図録【前後期2冊セット】

編集:千葉市美術館
デザイン:松本聖典
発行:千葉市美術館
サイズ:B5判
ページ数:16ページ(前期)/40ページ(後期)
言語:日・英バイリンガル
※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません

■展覧会概要
前期
「清水宏章 朱」

1986年に京都清水五条で生まれた清水宏章は、京都を拠点に活躍する若手陶芸作家です。本展「朱(しゅ)」は、関西でこれまで発表を重ねてきた作家にとって、関東での初個展であり、近年取り組む「赤」というテーマをより深化させた、最新作の陶芸作品を発表します。
 清水にとって赤は、身体の内側を巡る血のように身近な色であり、一方で危険や熱狂、情熱、幸福など、日常と異なる世界へと誘う不思議な力を持ち合わせています。釉薬の中でも、扱いが難しいとされる辰砂釉をあえて使用し、現代における表現の拡張を目論む清水は、様々な記号が表面で乱れ踊る自身の器物を「朱乱」と名付け、喧騒と静寂という異なる2つの性質から、陶芸の外と内の関係を探ろうとしています。会場に展示される祖父・清水九兵衞(1922–2006)の彫刻とも響き合い、次代を継承していく清水宏章の絶え間ない挑戦が生み出すうつわの造形世界を、ぜひご覧ください。

【参加作家】清水宏章

後期
「インクルーシブ・サイト―陶表現の現在」

彫刻と空間の関係を重視した清水九兵衞(1922−2006)が、作品のタイトルに繰り返し使用した「アフィニティ」。「親和」を意味するこの言葉は、現代においてどのような意義を持ちうるのでしょうか。陶を主な表現手段とし、千葉県をはじめ関東圏で活躍する現代アーティスト4名による「インクルーシブ・サイト―陶表現の現在」展は、清水が彫刻家として問い続けた問題を引き継ぎ、その可能性を検証することを目的に企画されました。
 千葉市美術館の1階に位置するさや堂ホールは、1927(昭和2)年に川崎銀行千葉支店として建てられ、現在は市の有形文化財に指定されています。建築家の大谷幸夫(1924−2013)は、美術館の建設にあたり、この歴史的建造物を美術館の中核に内蔵する「鞘堂方式」を採用しました。このことから美術館の歩みだけでなく、さや堂ホールは千葉市という都市が重ねた歴史を建物の内部に留めています。
 本展では、そのような入れ子状の場であるさや堂ホールを会場に、彫刻家の藤原彩人を企画協力者に迎え、清水の造形思考と空間への新たな解釈を試みます。彫刻と陶芸の境界領域で、比類のない造形を生み出す藤原、陶の素材と技法を通じ、記憶上の場所や記憶の在り方を具象化する桑名紗衣子、断片としての人物像を配置し、空間をつなぎ合わせる土屋裕介、陶に糸や木といった異素材を組み合わせ、かたちの普遍性を探る北林加奈子。4名のアーティストによる作品は、土から造形される彫刻が、外部の環境と決して切り離すことができない事実を私たちに気づかせ、多様な陶表現の現在のありようを指し示すことでしょう。

【参加作家】藤原彩人、北林加奈子、桑名紗衣子、土屋裕介

■関連図録も販売中
図録|生誕100年 清水九兵衞/六兵衞展
https://baticachiba.base.ec/items/61645394

前期「清水宏章 朱」
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/22-4-13-5-19/

後期「インクルーシブ・サイト―陶表現の現在」
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/22-5-27-7-3/

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