つくりかけラボ報告書〈13〉黒田菜月|野鳥観察日和
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つくりかけラボ13
黑田菜月|野鳥観察日和
2023年10月28日[土]-2024年1月28日[日]
体裁 257×182mm 12ページ
発行日 2024年6月
■開催概要
つくりかけラボは、「五感でたのしむ」「素材にふれる」「コミュニケーションがはじまる」いずれかのテーマに沿った公開制作やワークショップを通して空間を作り上げていく、参加・体験型のアーティストプロジェクトです。いつでも誰でも、空間が変化し続けるクリエイティブな「つくりかけ」を楽しみ、アートに関わることができる表現の場です。
第13弾となる今回は、写真家の黑田菜月さんをお迎えし、“野鳥観察”をキーワードに「見る」ことを考えるプロジェクトを開催します。プロジェクトのプレイベントとして、2023年5月、習志野市谷津干潟自然観察センターでワークショップを実施しました。ワークショップは、野鳥観察を「観察係」と「記録係」に分けて行うという、少し変わった形態で進められました。おたがいをつなぐのは、トランシーバーから聞こえる声のみ。かぎられた状況での野鳥観察は、視覚をわかちあう難しさと喜びを浮かび上がらせました。プロジェクトの会場には、そのようすをおさめた映像作品が展示されます。はたして、「見る」というとても身近な行為には、どのような作用や側面があるのでしょうか。会場で、さまざまな鳥を見つめながら、いっしょに考えてみましょう。
■プロフィール
黑田菜月(くろだ・なつき)
1988年神奈川県生まれ。2013年に第8回写真「1_WALL」展でグランプリを受賞。近年は、リサーチやフィールドワーク、ワークショップなどを交えた映像作品、写真作品を手がける。また、公立動物園の周年企画に携わったり、子育てと制作のあり方を探る座談会を開催したりなど、幅広い活動を行っている。おもなグループ展に、企画も担当した2019年「どうぶつえんの目」(横浜市立金沢動物園)など。おもな個展に、2014年「けはいをひめてる」(ガーディアン・ガーデン)、2017年「わたしの腕を掴む人」(銀座ニコンサロン、大阪ニコンサロン)、2021年「αMプロジェクト2020–2021『約束の凝集』vol. 3 黑田菜月|写真が始まる」(gallery αM)、2022年「仙台写真月間2022 動物園で見つめる先に、」(SARP仙台アーティストランプレイス)などがある。
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/lab/23-10-28-24-1-28/
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