1/10

図録|没後70年 北野恒富展

¥2,300 税込

別途送料がかかります。送料を確認する

2017年11月3日[金・祝]-12月17日[日]
「没後70年 北野恒富展」展
公式展覧会図録

サイズ:296 × 212 × 21 mm
ページ数:264p
発行:産経新聞社、あべのハルカス美術館
※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません

■展覧会概要
北野恒富(1880–1947)は金沢の生まれ。はじめ新聞の版下彫刻を手がけますが、17歳で大阪にでて絵師に転じ、まずは新聞小説の挿絵で名をはせました。華やかな美人画ポスターでも人気を得ますが、明治43年(1910)の文展で《すだく虫》が初入選、翌年の同展でも《日照雨》が三等賞となり、日本画家としての地位を確立します。

大正3年(1914)再興第1回院展に《願いの糸》を出品、以後は同展を主な舞台に、東京の鏑木清方、京都の上村松園と並ぶ、大阪を代表する美人画家として活躍を続けました。高い技術と自由な発想をかねそなえ、また最初期は妖艶な女性像に挑んで「画壇の悪魔派」と呼ばれ、大正中期には《淀君》に代表される内面表現の深化を見せ、昭和に入るとモダンかつはんなりとした清澄な画風に到達するその多彩さも、他の画家にはない、独自の光を放ちます。

本展は北野恒富の没後70年を記念し、官展や院展で発表された名品に加え、門下の作品や関連資料も網羅する久々の大回顧展です。妖艶と清楚、聖と俗の交錯する、恒富の魅力に迫ります。

■目次
ごあいさつ
北野恒富没後七十周年に寄せて /北野悦子
北野恒富ルネッサンス−”浪花情緒”の”美人画家”という伝説 /橋爪節也
北野恒富散歩−恒富、谷崎、小出を巡り考える /森村泰昌
図版   
第一章 「画壇の悪魔派」と呼ばれて−明治末から大正、写実と妖艶さと−
第二章 深化する内面表現−大正期の実験とこころの模索−
第三章 大阪モダニズム「はんなり」への到達−昭和の画境、清澄にして艶やか−
第四章 グラフィックデザイナーとして−一世を風靡した小説挿絵とポスターの世界−
第五章 素描
第六章 画塾「白耀社」の画家たち−大阪らしさ、恒富の継承者たち−
北野恒富関連資料
北野恒富と岩絵具の新表現 /荒井経
ポスター画家恒富と大阪印刷界 /田島奈都子
「美人画」からの脱出−北野恒富の言葉と筆あと /川西由里
北野恒富と浮世絵、そして大阪 /北川博子
日本画家以前の北野恒富 /西山純子  
北野恒富年譜
主要参考文献
作品リスト
List of Works
Greetings

没後70年 北野恒富展
「画壇の悪魔派」と呼ばれた日本画家
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/17-11-3-12-17-1/

商品をアプリでお気に入り
  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥2,300 税込

同じカテゴリの商品
    最近チェックした商品