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図録|仏像半島―房総の美しき仏たち―

¥2,300 税込

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2013年4月16日[火] – 6月16日[日]
「仏像半島―房総の美しき仏たち―」
公式展覧会図録

サイズ:303 × 209 × 21 mm
ページ数:242p
図版:101点
※チラシ画像は参考画像のため、図録には付帯いたしません

■展覧会概要
房総の地に仏教文化が及んだのは7世紀後半といわれています。以来豊かな大地と海とを背景に多くの寺院が建立され、多彩な造形活動が展開されてきました。本展は、近年見いだされた諸仏や最新の研究成果を視野に入れ、改めて房総の仏教文化の本質を探ろうとするものです。

 展示室に集うのは、房総半島各地から選りすぐられた仏像約150体。関東の白鳳仏としてきわめて重要な龍角寺の薬師如来坐像に始まり、平安前期の森厳な作例を経て、定朝様や鎌倉様式を受容してゆく流れを追う一方で、「七仏薬師と妙見菩薩」「房総の鋳造仏と上総鋳物師」といったこの地ならではのテーマも検証します。また造立当初の雰囲気を再現すべく、小松寺や東明寺、真野寺の諸尊を群像として立体的に配置。いつもの千葉市美術館とはひと味違った、劇的な展示空間を体感していただきます。

 日蓮宗の祖である日蓮は安房国(現在の鴨川市小湊)の出身。以来房総の地は法華の傑僧を数多く輩出しています。本展では「法華の傑僧たち」の一章を設け、日蓮をはじめ日朗や日像、日親らにゆかりの彫刻や絵画を多数紹介。その多くは県外からのお里帰りです。
 また房総の仏像が一堂に会するこの機会に、波を彫らせたら天下一と謳われた江戸時代の彫物大工、初代伊八こと武志伊八郎信由(1751-1824)の作品を特別展示。石堂寺多宝塔の脇間彫刻16面(ほか)をご覧いただきます。

 房総を代表する諸仏のほか、長らく非公開であった秘仏や新出の仏像を数多く含み、房総仏画の優品もあわせた、まさに決定版といってよい内容です。燦々と降り注ぐ陽光と緑深き森、そして豊穣な海—。恵まれた自然に守られ、東国らしい大らかな野趣と意外なほどの洗練を示す房総の仏像たち。その魅力にふれるまたとない機会を、どうぞお見逃しなく!

■目次
房総の仏像ー鎌倉・南北朝期の造像を中心にー/武笠朗 …8
序章 仏教文化の曙光 …21
一章 平安仏ー造像活動の開花 …23
二章 鎌倉期以降の展開 …67
三章 仏像半島の諸相
一節 七仏薬師と妙見菩薩 …101
二節 房総の鋳造仏と上総鋳物師 …119
三節 房総の仏教絵画 …133 
四節 房総が生んだ法華の傑僧たち …155
五節 波の伊八 …173
房総の薬師如来像とその信仰/濱名徳順 …184
作品解説 …205
出品目録 …238

仏像半島―房総の美しき仏たち―
https://www.ccma-net.jp/exhibitions/special/13-4-16-6-16/

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